ニコン25cm分光器取り外し品

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だいぶ前に、ネットオークション経由でやってきた一品。
顕微鏡の部品その他と纏めて出品されていて、メインは顕微鏡取り外し部品だったのだけれど、これは、ニコンの25cm分光器の取り外し品と思われる品で、使う宛てはないのだけれど、回折格子が手元にあるのも悪くはないので落札した。
ニコンのラベルが貼ってあるけれども、回折格子自体の製造は他のメーカーではないかと思う。取り外して、見えていないあたりのラベルを調べれば、本当の製造業者も分かるのではないかと思うけれど、未確認。
表側はというと
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全体に霞がかかったような感じで劣化が見られる。この手の光学部品は、カメラや顕微鏡のレンズなんかとは違って、クリーニングできないので、現状を保つのが最良の手段(でも、金属蒸着のスバル望遠鏡の鏡はドライアイス洗浄をしているらしい。なので、この手の光学部品も、ドライアイス洗浄は可能かもしれない)。というわけで、そのままにしている。
それにしても、どんな感じで撮影したら、回折格子感が出てくるのだろうか?


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# by ZAM20F2 | 2017-11-20 06:56 | 物系 | Comments(0)

工業用綿棒

前のエントリーで、渋谷ハンズは開店当時は、すごい刃物をおいていたと記したけれど、少し前に、新宿店が開店当時に高級ピンセットの品揃えが良かったと呟いていた人がいた。そう言われれば、いろんなピンセットおいてたなという気もするのだけれど、個人的には、それ以上に、綿棒に目がいっていた。綿棒といっても、衛生用品で扱っているのではなく、工業用綿棒。

とりあえず、手元に残っているのは、妙に細い品と、軸がアルミのもの。
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まだ残っているところを見ると、買ってはみた物の、そんなに活躍した訳ではないことになるけれども、こういった品は、通常は、まったく役に立たず、でも10年に一回くらいは、それがあるとないとでは、大違いという状況が生じて、そういう時に、「こんな事もあろうかと思って、これを用意していたんだよ」などと嘯きながら(本当は、面白いから買っておいただけだ)出してみせる品だから、単に、今のところは機会に恵まれていないという話なので、決してムダな買物ではないのである。

それにしても、新宿ハンズから高級ピンセットがいなくなったのと同じように、工業用綿棒もいなくなっていると思う。そりゃ、簡単には売れない品だけれども、渋谷ハンズと併せて(池袋ハンズは記憶の範囲で、開店時から特別なものはおいていない店の気がする)、普通の品しか置かなくなっているように思える。商売上は当然なんだろうけれども、見て楽しむ側からすれば、どんどんとつまらない店になっている。普通には見られない品を置いて、お客の視野を広げるというのは、売上げにはつながらなくても、店としての立派な社会貢献であると思うんだけれどね。

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# by ZAM20F2 | 2017-11-19 14:23 | 物系 | Comments(0)

非流通在庫(II)

森平さんでははさみとカタログの他、60匁のダルマ玄翁を買込んでいる。この品も森平さんが鍛冶から直接入手しているみたいなので、非流通在庫だ。
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玄翁本体に銘はないのだけれど、持ち手の端にゴム印で「重族」と押してある。Web上も重族のダルマ玄翁としてあがっている。
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重族は、今は存在していない東京鍛冶みたいなのだけれど、Web上には情報が殆どない。古道具やで品切品として出ている小刀の頁には昭和40年頃の東京鍛冶との紹介があるだけ。重族の鉋を研いだ人のWebでは、地金部分が一部鋼化している面白い組織で、研ぎにくかったとの感想はあるけれども、重族の銘に関する情報はない。

そんな中、森平のWebで重族の玄翁を見つけて、さらに不思議に思ったのだ。というのも、玄翁は小刀や鉋なんかとは随分と違う分野で、一つの銘で両方出ているなんていうのは、あんまり見た記憶がなかったからだ。森平さんで聞けば、そのあたりの事情が分るのではないかと思案した次第。

残念ながら、古い銘だという話で、どこで、いつ頃まで仕事をされていたのか分らなかったのだけれど、話の印象からすると、1人の鍛冶屋さんではなく、鍛冶グループの銘であったのかもしれないようだ。

森平さんのカタログでは、重族銘で釿が出てくる。釿は柄に付ける部分が袋状に穴があいた構造で、何となくだけれども、玄翁につながる要素もあるような気もする。

ところで、なんで重族にこだわっているのかというと、手元に重族銘の小刀があるからだ。渋谷のハンズで買込んだ品だと思う。
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渋谷のハンズが開店したときには、武蔵国水心子藤原良明の小刀がごろごろ転がっていたし、左久作の小刀や槍鉋もおいてあった。手の届く値段ではなかったけれど、今から思えば、借金しても買占めておきたかった品々だ。

重族の小刀は、それらみたいに特別展示はされていなかったけれど、他の刃物と一緒に和式刃物のショーケースにずっと入っていたように思う。それをだいぶ立ってから(その頃には、もう、良明も、久作もなくなっていた)気に入って買込んだ。

ただ、その謂れが分らなかったから、アイヌ神謡集のホテナオに出てくる炉縁魚のように由来を求めている次第。


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# by ZAM20F2 | 2017-11-16 08:12 | 物系 | Comments(0)

非流通在庫

森平さんに行ったのは、Webで眺めていて見てみたい品があったからだ。Webショップでの購入も可能なんだけれども、どうせなら、出かけていって現物を見てみたかったし聞きたい事もあったからだ。見てみたかった品は森平さんの昔のカタログ
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凸版印刷で、中の道具類は、木版から銅版を起こして印刷していたらしい。
中身の写真を用意していなくて申し訳ないんだけれど、いろんな種類の鉋が、複数の銘で掲載されていて、このカタログ当時に、どんな鍛冶銘があって、どんな道具が使われていたのかが分かるなかなか貴重な一品。
唯一惜しいのは、価格が掲載されていないこと。価格欄はあるのだけれど、後からゴム印か何かで押すような作りになっている。まあ、インフレだった世の中だから、年ごとに値段が変わっていったのかもしれない。

森平さんのカタログを森平さんで買ったわけで、版元直売だから、これは流通在庫ではない。
それにしても、自分の事は棚に上げて、こんなもの買う人がいるのかねぇと思っていたら、品切れになっている……。
世の中、物好きがいるものだ…………

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# by ZAM20F2 | 2017-11-12 20:01 | 物系 | Comments(0)

流通在庫(2)

Webショップは、捜し物が明確な時には効率的かもしれないけれど、多くの人の目にさらされるだけあって、本当の掘り出し物が見つかることは少ない。その点、ふらふらと入り込んだ店には、この前の三つ葉印の事務鋏など、幻の品が眠っていたりする。
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この鋏は、幻というほどではなさそうなのだけれど、森平さんにふらふらと出かけた時に入手したもの。普通の、きちんと作ってある事務鋏だ。
この鋏にしても、菊秀さんや三つ葉印さんの品にしても、現在普通に売られていて実用的に十分な機能を持っている鋏の倍から数倍の値段だ。もっとも、この価格差は今に始まった話ではなく、これらの鋏が普通に売られていた当時も、文房具屋で普通に売っている事務鋏に比べれば遙かに高価な商品だったはずだ。それにも関わらず、当時は商品として成り立っていたのは、低価格の鋏の品質がよくはなかったからかなぁという気がする。そういえば、子供のころ使っていた鋏類は、カシメが緩んで注意して使わないと、まともに切れなくなることもあったような気もする。
そうすると、より安価な製品の品質が向上したことが、これらの高級鋏の需要を減らしていったという話なのかもしれない。低品質と最上品質だったら、高い金を払って最上品質を求めるけれども、そこそこ上品質と最上品質だったら、多くの場合は、そこそこ上品質で満足するわけだから。
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# by ZAM20F2 | 2017-11-10 08:09 | 物系 | Comments(0)

流通在庫(1)

菊秀銘の鋏は身に覚えがないのだけれど、身に覚えがあるしたもある。しばらく前に、謄写版原紙を出したけれど、それにくるまれていたゴム切り鋏
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小振りだけれど、なんか格好いい品。これは、ネットで見つけて買い込んだのだけれど、そのときに探していたのは
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博多鋏系なのかなと思うけれど、刻印は
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三つ葉印さんの品だ。
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# by ZAM20F2 | 2017-11-09 08:09 | 物系 | Comments(0)

頭痛の元

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三つ葉印の鋏を黒背景で撮ってみた。
眺めているうちに、前のエントリーであげた刃物あそびさんのサイトに、銀座菊秀にも上質の国産鋏が置いてあると書いてあったのを思い出した。
上質の鋏は製図器や計算尺と同じように、かつては、それなりの店には存在していたけれど、今は流通在庫のみとなっている。菊秀さんにまだ在庫が残っているか分からないけれど、保護に行こうかなぁなどと思いながら、とりあえず、三つ葉鋏をしまおうと、箱を取り出したら、中に見慣れない鋏が入っている。
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まったく記憶にないのだけれど、しげしげと眺めると、
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菊秀さんの刻印……
と言うことは、すでに、菊秀さんに行って、保護活動をしていたということですよね…………
まったく記憶にない……………………
なんか、頭が痛くなってきた。
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# by ZAM20F2 | 2017-11-05 08:53 | 物系 | Comments(0)

かわいげなし

前のエントリーで振り子の街は購買力があると記したけれど、ふらっと覗いた金物屋さんにも、その気配があった。
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奥の方の包丁コーナーには、正本がごろごろと並んでいた。まあ、ごろごろとあるということは(最近は)そんなに売れていないということなのかもしれないけれど、でも、これだけ取り寄せているということは、わざわざ買う人々が存在しているということ。

まあ、正本の包丁は、料理で飯を喰っている人も使うような品だから、普通の人の購買力とは直接つながりがないのかもしれないけれど、でも、この店には、何気なく三つ葉鋏もおいてあった。
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なかなかコンパクトな一品。「刃物あそび」の「上質なはさみの衰退」に取り上げられているやつだと思う。良い鋏なんだけれど、問題が一つあった。
値段にかわいげが見当たらないのだ。
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眺めるだけ眺めて、買わずに帰ろうと手に取ったら、驚きましたとも、思っていたより遙かに軽い。刃が薄く作ってあって、でも、しっかりしている。なにしろ、2007年レベルで既に消失しかけている品。それから10年たって巡り会うのは奇跡に近いのかもしれない。というわけで、方針を変更した。
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# by ZAM20F2 | 2017-11-03 07:53 | 物系 | Comments(0)

久三郎

振り子のある街では、全国チェーンの進出とは違ったところで、再生の試みがなされていた。
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なのも、その一つ。

元々、この街はそれなりに購買力のある場所であるように思える。何しろ、通りにはペン専門店がある。
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これは朝の散歩時なんで閉まっているけれども、ちゃんと営業を続けている。夕方に店に駆け込んだら、万年筆や筆など筆記具を全般に扱っていた。「ペリカンのレベルペンありませんよね」と訪ねたら、もう一つの店にあるといって取りに行ってくれた。
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持ってきてもらった物は、当然のように入手した。
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レベルペンの安い方なんだけれども、実用的な万年筆としては優れた品だ。万年筆は残念ながら実用品から嗜好品へと移ってしまい、レベルペンもとっくに廃盤になっているのだけれど、この品をきちんと取り寄せていたあたり、まっとうな筆記具屋さんだと感じた。


帰ってから調べてみて知ったのだけれど、もう一つの店というのは裏にある「久三郎(きゅうざぶろう)」という趣味に走ったものをそろえている店らしい。そちら、覗かなかったのは大失態だ。
次、いつにいけるか分からないけれど、何を置いても覗いてみようと思っている。

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# by ZAM20F2 | 2017-10-31 21:08 | 街角系 | Comments(0)

吊り広告

振り子の街に向かう電車の中の吊り広告はインパクトがあって、思わずカメラを向けてしまった。
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どこにインパクトを感じたかというと、両方とも振り子の街からは大分離れた大学(それも、資格をとって食いっぱぐれが少なそうな)の広告だったからだ。振り子の街のあたり、経済が停滞している印象を受けたのと同時に、大学がこんなところまで広告を出して人を集めなければならない状況にも憂鬱になったのだ。もっとも、資格で食いっぱぐれなし系の大学だから、大分離れたところで広告を出す意味があるのかもしれず、資格がとれないような大学だと、さらに学生集めに奔走しないといけないような感じがある。

少し前に振り子の街の市場の写真を出したけれども、中央市場を反対側から少し引いてみたのが次の写真。
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左手が中央市場で、右の時計屋さんらしい店は閉まっている。シャッターには木曜日定休と書いてあるけれども、この日は木曜日ではない。ここがメインの商店街らしいのだけれど、通りを歩いていると、閉まっているどころか、建物がなくなっている場所もある。
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閉まる店がある一方で、全国チェーンの本屋が進出したりもしている。
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カンフル剤としては悪くはないのかもしれないけれども、その土地土地の文化という意味では、全国チェーンではなく、ローカルなお店が生き残ってこそという気がする。
実は、このチェーンの本屋が振り子の街に出店したのは知っていて、書店関係者が街を元気にするなんて書いているのを見たことがあって、どんな様子か興味があったのだけれど、行き会ってみて、なんか、場違いな印象があって、結局立ち寄らなかった。それ以前に、別の全国チェーンの本屋が既に出店していたことを知ったのも大きい気がする。これじゃまるで、2大スーパーの出店競争で、地元の商店をつぶしたあげくに、どちらか一方が撤退に追い込まれるという状況に至りそうな気がしてしまう……。


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# by ZAM20F2 | 2017-10-30 20:21 | 街角系 | Comments(0)

こよし

柳の木のそばには、なかよしこよしの像がある。
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なんとなく
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なかよし君と
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こよしちゃんと思ってしまったのだけれど、どうなんだろう。
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# by ZAM20F2 | 2017-10-29 07:37 | 街角系 | Comments(0)

柳の中

なんか、大きな柳の木があるなぁと吸いよされて木の下に入ってしまった。
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まだ、朝の8時というのに、鬱蒼とした感じ。これなら、お化けの人も出やすいよなぁという印象。
街路の柳は人にかからないぐらいに枝が切り払われているけれども、この柳、枝のカーテンを払いながら中に入る必要がある。


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# by ZAM20F2 | 2017-10-28 18:53 | Comments(0)

各種かじりかけ

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写真を撮影する角度によっては、某メーカーからクレームが来てしまいそうだ……
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# by ZAM20F2 | 2017-10-23 08:15 | 街角系 | Comments(0)

未来技術遺産

未来技術遺産の足跡が残されていた
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# by ZAM20F2 | 2017-10-21 11:32 | 街角系 | Comments(0)

原子整形

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「はらこ」と読むのだろうと思うのだけれど、つい、巨大加速器でも持ってるんじゃないかという気がしてしまう。
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# by ZAM20F2 | 2017-10-19 07:28 | 街角系 | Comments(0)

スルーてない

振り子のある街で見かけた物。
ドライブスルー薬局という看板の店。
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確かに冬は車から出ないで薬をもらえたらありがたいだろうと思う。
でも、これ、まっすぐスルーしようと思うと塀に激突してしまう。もらった後はバックしなければならない仕様。
まあ、でも、対応する言葉はなさそうで、ドライブスルーとするのはしょうがないところかもしれない。
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# by ZAM20F2 | 2017-10-17 07:42 | 街角系 | Comments(0)

ezSpectra 815Vを用いた顕微分光測定(セロテープ編)

前回は顕微鏡についているλ/4板と鋭敏色板(530nmリタデーション板)による透過スペクトルを出したのだけれど、セロテープを何枚か貼り合わせたスライドガラスが転がっていたので、テストついでに、それも測定してみた。セロテープの枚数はきちんと確認していないけれども、多分、1枚から7枚だろうと思う。まず、薄い方から
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これは、λ/4板と同じで、500nm台の窪みが気になる。一部下に凸っぽいけれども、この領域はなめらかに上に凸が正解のはずだ。400nmで底をうって、短波長で上がりかけているけれども、本当に400nmが底なのか、迷光のせいで、そのように見えているのかはこれだけでは判断つかない。
続いて2枚重ね。
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やっぱり500nm台のへっこみは気になる……。極小が725nmあたりなのは、問題啼くOKだと思う。顕微鏡の偏光子は、700nm台で2色比が悪くなって、漏れが出るようになるのだけれど、この結果ではきれいに0に到達しているので問題はないと思う。
そして、これが2枚重ねだとすると1枚の場合の極小は、屈折率分散を考えると725/2nmよりは少し長波長にあると推定される。実際、2枚重ねのものは、400nmでは極小になっていない訳で、これから1枚のものも400nmの極小は、本当ではないと結論して良さそうだ。
3枚重ねだと
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これは、ほぼ、2週目の鋭敏色付近という感じ。この後は枚数を重ねるにつれて、山の間隔が狭まっていく
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最後は7枚だと思う。
見てお解りのように、短波長の方が山の高さが低くなる。これはezSpectra 815Vのせいではなく、他の分光器を使ってもこうなる。おそらく、短波長の方が散乱が強いので、その影響だろうと思う。ベースが浮いてくるのも同様だ。
そして、枚数が増えてくると、見た目では500nm台の窪みは分からなくなっていく。でも、本来よりも凸度が少ないはず。

今回の測定では、画面内でどの場所を測定しているかは、きちんとチェックしていない。測定範囲をきちんと限定するのには、入射スリット(または、その前におく拡散板)をきちんと結像位置に合わせておく必要がある。10倍の対物レンズを使って直焦点で測定することを考えると、スリットサイズが50×500ミクロンなので、5×50ミクロン領域のスペクトルが測定できるはず。拡散板については、取り付け方によるけれども、今は3mm角ぐらいの幅担っているので、0.3mm角ぐらいの領域が測定できることになる。もちろん、照明領域を絞れば、より狭い範囲の測定が可能だ。というか、分光測定をするなら、きちんとケラー照明にして、照射範囲を限定して行うのが筋というのは、古く小穴さんお論文に書いてある話だ。

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# by ZAM20F2 | 2017-10-14 09:55 | 科学系 | Comments(0)

ezSpectra 815Vを用いた顕微分光測定

ここのところ、ezSpectra 815Vの記事がないのは、一通りは遊んで癖はだいたい分かった気になっていて、新しいことをしていないためだ。今後は、知り合いの学校の先生などに見せびらかして遊ぼうと思っているのだけれど、そうなると、ブログで情報が非系統的に上がっているよりは、どこかに、系統的に纏めて出しておいた方が良いような気もしている。
さて、新しいことはしていないけれど、大分前に偏光顕微鏡に取り付けて測定を行っていたので、その結果を出すことにする。
偏光顕微鏡は、有限系の古いもの。直焦点でCマウントが取り付けてあるところにmtテープでezSpectra 815Vを仮固定した。角度は検光子に対して45度程度にしている。なお、拡散板は非装着である。
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拡散板をつけていないのでベースのスペクトルはでこぼこがある。ベースのスペクトルは検光子固定で偏光子を90度回転している。350nmあたりが浮き上がっていないのは、顕微鏡には熱線カットフィルターがついていて、長波長側をカットしているためだと思う。

この状態で、λ/4板を測定した結果。
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続いて鋭敏色板の測定結果。
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両方とも凸凹していて、まともに測定できている気がしない。大昔にこの世代の顕微鏡筒で分光測定を試みた時は、顕微鏡鏡筒で何らかの干渉による凸凹がのって、それがベースと測定で割り切れずに、まともな測定ができなかった記憶がある。
今回は、割り切れないかなぁと思っていたのだけれど、透過測定モードにすると、結構まっとうなスペクトルが出てくる。
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λ/4板の結果は、長波長にむけてなめらかに減少している。500-550nmの間の窪みは、測定上の問題なのだけれども、全体に、まあまあよく取れいているレベルだと思う。、

鋭敏色板は、もっともっともらしいスペクトルになっている。
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鋭敏色の方は両端が100%を超えているけれども、これは、愛嬌というレベル。
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# by ZAM20F2 | 2017-10-09 09:34 | 科学系 | Comments(3)

中央市場

虹のマートは駅のそばにあるのだけれど、駅から離れた街の中心あたりにも、市場があった。
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こちらは、商店街に面した入り口。細長い建物の裏側は少しく車も停められそうだ。
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ただ、この市場、随分と閉まっている店が多い。
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でも、奥の方には、無添加系の弁当屋さんが新しく入っていたりして、新しい鼓動も感じられるところだ。
道を挟んで反対側にも同じような市場がある。
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そちらは、賑やかに商売をしていた。広くもない道を挟んで、えらく状況がことなっているのは不思議なところ。



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# by ZAM20F2 | 2017-10-08 10:13 | Comments(0)

虹のマート

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振り子の街に来たら行こうと思っていたのは、虹のマートだ。大昔、世界遺産になる前の山地に遊びに来たときに、朝早くにこの街について覗いたのがこの市場。

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陸奥湾のホタテや巨大な天然ホヤ、歯ごたえのよい西海岸のモズクなどなど、わくわくする品をおいてある。

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ちなみに、西海岸とはこの地から西にいくと行き当たる海岸を指す言葉らしい。この街には西海岸なんて名前の店もあるけれども、陽気なカリフォルニア人とは無縁の西海岸の海産物を売りにする飲み屋さんだ。


虹のマートには、八百屋さんや総菜屋さんもある。地物のプルーン、山菜やキノコ、そして名物のトウモロコシなんかも置いてある。
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総菜屋さんの片隅では小母さんがオムレツを焼いていた。

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位置場の片隅には、中で買ったものを食べられるような、いすと机が置いたコーナーもある。

ドラえもん師匠とピカチュウ兄さんが、その様子を見守っていた。
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昔の印象に比べると、少しばかり活気が失われている印象があるのだけれど、それでも、すぐ隣に全国展開をしている総合スーパーができているのにがんばっているなという印象だ。

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# by ZAM20F2 | 2017-10-05 07:20 | 街角系 | Comments(0)

三段跳び論法

豆腐専門店だったら分かるんだけれど、別に豆腐を売りにしている店ではないので、上と下とは論理的つながりがない気がする。
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でも、なんか、良いセンスだ。

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# by ZAM20F2 | 2017-10-03 20:54 | 街角系 | Comments(0)

一押し

振り子の下の地図から分かるように、振り子のある街のあたりはリンゴの産地だ。というわけで、これはよく分かる。
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パイに限らず、御菓子の中には、とりあえずリンゴが入っていそうだ。でも、その店から少し歩いた先にあった店の売り物は少し違っていた。
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まあ、ありかなと思うのだけれど、上の看板をみると、トロピカルなことが書いてある。
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これは、ちょっと売りにするには違和感のある果物。高級品だった昭和のころの香りがする。
さらにもう少し先に歩いて行った果物屋さんの看板はもっとインパクトがあった。
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えーと……ここまで押しますか。あこがれの的だった頃の香りがさらに強いのだけれど、その割には看板が、そこまでは、くたびれていないのが不思議なところ。この街では、今でもあこがれの対象なのかしら……

でも、店先での扱いは、大分雑な気がする。
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# by ZAM20F2 | 2017-10-01 11:32 | 街角系 | Comments(0)

咲き始め

彼岸花は彼岸前に散ってしまい、今年は早いなぁと思っていたら、ホトトギスが咲き始めていた。
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秋だなぁと思うのだけれど、振り返ると目に入る
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はどうしたものだろうか。
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# by ZAM20F2 | 2017-09-29 21:08 | 植物系 | Comments(0)

フーコーの振り子(II)

科博のフーコーの振り子の長さは20m程度らしいのだけれど、ある街に向かう電車の中の立ち話で、その街には45mのフーコーの振り子があると小耳に挟んだ。

振り子のある場所は、なんと目的地と同じ敷地内。こうなると、昼休みにでものぞきに行くしかない。

振り子の下は地図。振り子のある場所が地図の中心になっている。

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ガラス窓に邪魔をされて上を見上げられないので、ふらふらと建物の最上階に上がってみた。


このあたりで一番高い建物で、なかなか見晴らしがよい。
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いやいや、振り子を見に来たんだと思い出し、振り子の上にいく。
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ロの字型の建物で振り子は、その中空部分の上からつるしている。開空間なので、雨も雪も降り込む気がする。

下をのぞき込むと奥が深い。さすが45mだ。
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科博の写真と同じレンズでは下がハッキリ見えない。というわけで、焦点距離を変えて撮影。
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部分的に水がたまっているようだ。


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# by ZAM20F2 | 2017-09-28 20:52 | 科学系 | Comments(0)

フーコーの振り子(I)

科博の展示のメインは新しい建物に移った訳だけれど、建物としては本館の方が風情がある。ステンドグラスも良い風情だ。
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本館に行くと、つい、フーコーの振り子に目が行ってしまう。大昔は、振り子の周囲にピンが立ててあって、時間とともに振り子の振動面が回転するのとピンが順番に倒れていったのだけれど、いつの頃からか電子仕掛けになっている。
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下までおりてきた、ちょうど振り子を振るタイミングだった。
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これは、初めて見る光景だ。

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# by ZAM20F2 | 2017-09-26 21:12 | 科学系 | Comments(0)

瓜田でタップダンス

瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず
というのは、出典はしらないけれど教養のない私でも知っている文言。政治家の皆さんに最低限守って欲しい事柄だと認識している。
でも、極東の島国では、そんな古い話は流行っておらず、最近の流行は
瓜田でドジョウすくい、李下に阿波踊り
という印象だ。
派手に踊っている人が、実際に瓜や李を取ったのかは知らないけれど、踊るだけでは足りないらしく、教育にも口を出しそうな勢いだ。
でも、こんな踊りをしている人が教育に口をだしたら、さらにドジョウすくいや阿波踊りが流行るか、それとも、グローバル化とか言って瓜田でタップダンスを強要し、瓜の実も蔓も葉も根もずたずたにするんじゃないかと心配している。


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# by ZAM20F2 | 2017-09-25 20:41 | 文系 | Comments(0)

無行列

特別展の入場券で、通常展示も見られるからには、そちらに回らないのはもったいないというものだ。というわけで、通常展示に流れていった。
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地球史ナビゲータ。ほののんとして悪くないけれど、相変わらず真中が邪魔だなぁという印象。展示としても分散してしまっている。
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剥製を眺め、コンパスは入れないので、外から羨望のまなざしで眺めるのみ。
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コンパスが低年齢向きの内容であるので、他の体験展示は、対象を高学年化した印象がある。
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これは、アナログ放送とデジタル放送で、金網をかぶせたときの電波障害による違いを体験させる展示なんだけれど、デジタルの方、説明では聞こえなくなるはずなのに、聞こえてしまっている。網が歪んでいるせいかしら。それはともかく、こんな説明をされても、アナログとデジタル放送で違うことは分かっても、本質的な違いは理解できない気がする。

高学年向きの展示は、望むべくは、ちゃんと論理を追えるものであって欲しいのだけれど、論理をきちんと追うためには時間が必要で、残念ながら展示の多くは、時間をかけて理解する作りにはなっていない気がする。
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技術のコーナーには、ハヤブサの持ち帰った砂粒の展示がある。でも、えらく閑散としている。はやぶさが戻ったときには、あれだけブームになったのに、そして、あれだけ多くの人が特別展には入っているのに、この閑散さを見てしまうと、科学に対する興味の継続性のなさを感じてしまう。

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# by ZAM20F2 | 2017-09-24 17:28 | 科学系 | Comments(0)

手作り品

別の用事で休みをとった日の午後に出かけた博物館は入場券を買うのに行列ができていた。
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行列に並んだおかげで、普段はしげしげと見る機会のないどっしりとした門などを眺め、入っていった先は特別展。
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それにしても、夏休みが終わった後とは思えない混雑だ。前回のイカ大王という目玉商品に比べると、あんまり目玉商品を思い浮かばないのだけれど、それでも全体に人の流れに沿って移動しないといけない感じ。

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そんな展示の中で個人的に面白かったのは、フルデプスミニランダー。海溝のそこまで到達して画像を撮影して戻ってくる装置だ。無骨で、精密感のかけらもない部分もある、手作り感満載なんだけれど、説明を読むと。「ライトは小型で安価にするため研究者の手作りである」なんて書いてある。

そのライトをしげしげと眺めてみる。

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LEDを樹脂に埋め込んでいるようなんだけれど、こんな形態に行き着くまでに、随分と試行錯誤があったのではないかと思う。新しい装置って、できあがってしまえば簡単に見えるけれど、そこに行き着くまでは、かなりの右往左往が必要なことが多い。いや、でも、このライト開発、すごい価値がある。普通だったら、耐圧容器の中に普通のLEDライトを入れる発想になるけれど、それだと、大きくなるし、複数個だと互いに干渉しそうだ。その点、これなら普通のLEDライトのような多灯使用にも展開できそうだし、色々と使い方が広がると思う。

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# by ZAM20F2 | 2017-09-23 09:36 | 科学系 | Comments(0)

ルイセンコ 今

プレートテクトニクスの拒絶と受容を読んで、しばらくたったら、みすずさんからルイセンコ論争の本が新版として出版された。


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こちらは生物系の話で、話の主舞台はソ連邦だけれども、この本では、その学説が極東の島国でどのように取り扱われたのかを扱っている。


今の目から見ると、トンでも学説が一党独裁の共産党下で教義的になり、科学の発展を大きく損なったもので、極東の島国でも、それにかぶれた人々が、学問的ではなく、教義を振りかざして人々を非難していた、なんてまとめも可能な話なのだけれど、この本の著者は、過去の教条主義者による過ちとしてではなく、現在でも普遍的に起こりうるし、著者自身も類似のことをやる危険性がある問題として、起こったことをとらえており、それ故に現時点での復刊にも意味があるように感じた。

日本の地震予知研究の本には、地震学者がオオカミ少年的な予言を行い、決して当たったことのない予言を反省することなく、震災後に焼け太りをしてきたことがさらっと記されている。科学がまっとうに進んでいかないのは決して思想がらみだけでなく、研究者の欲望というやつの影響によることの方が事例としては多いように思う。


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# by ZAM20F2 | 2017-09-18 14:02 | 文系 | Comments(0)