消えていく文化

金曜日に午後に仕事が一応終わったので、日時計のような建物のある街の中心街へ行ってみた。日時計のような建物は陸の孤島にあるので、中心街まで出かけるのも一仕事である。
中心街のアーケードを歩いていたら、横の路地に青果商の気配。路地に突入して、青果商の脇を抜け、薄暗く両側の店のシャッターがほとんと閉じている小路をあるいて出た先はアーケードと直交するメインストリート。振り返ると
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があった。
多分、戦後に出来たか命名された商店街なんだろうと思う。かつては、凄くにぎわっていたのだろうと思うけれど、今は、残っている店は僅かで、文化ストリートは消えつつある感じ。次に来るときには再開発されてしまっているかもしれない。と言うわけで、今のストリートを何枚か。
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ところで、アーケードを歩いていて気になったのは、文房具やと金物屋がないこと。普通の街だとアーケードに文房具屋の2件と金物屋ぐらいはある。もっとも、金物屋の方はメインのアーケードにはなく、生活臭のあるアーケードの方に構えていることもあるので良いのだけれど、文房具やがないのは初めてだ。やっぱり文化が消滅しているのかなぁと感じる。
その後、アーケードと直交したメインスリーとを川の方に歩いていたら、万年筆屋に行き会った。
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当然、吸い込まれる。
本気でやっている万年筆屋さんでした。小泉八雲にゆかりのある街の店のように、最近の製品はほとんどないような店ではなく、きちんと新しい、それも高価な万年筆を置いていて。でも、万年筆だけでは食べていけないので、文房具から合い鍵までいろんなことをやっているとのこと。ついでに、文房具屋について伺ったら、昔は4件程度あったけれど、廃業したとのこと。その中で、よく続けられているなと思った。ちなみに、この近辺では、あと、出島のある街に1件残っているそうだ。その話を聞いて、もう20年ぐらい昔に山を越えた反対側のお城のある街の万年筆屋に行ったことを思いだした(その時には、ペリカンのカートリッジ式だけれど、胸に挿すクリップのデザインが旧式のものを見付けて買い込んだ。そのペンは米国で不注意でなくしてしまい、その後、街の万年筆屋を見付けるたびに、探すのだけれど、未だに入手できないでいる。)。かなりのお歳のご主人と、その娘さん(といってもそれなりのお歳だった)でやられていたのだけれど、やめられたのかとしみじみする。そういえば、駅前に尻尾のはえた人の像がある街の万年筆屋も廃業したし、美味しい蓮根を売っている市場のある街の店も廃業した。八雲に縁のある街のお店はどうなっているのだろう。そして、ファーバーカステルのシャープペン芯を進めてくれた定金万年筆屋さんはどうしているのだろう。
結局、何も買わずに店を出たのだけれど、一日でも長く残って欲しいと思っている。
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by zam20f2 | 2009-12-13 11:46 | 街角系 | Comments(0)
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