科博(承前)

本館のあと、新館でお茶をして、そのまま新館に流れ込む。昨日の写真の最後の2枚は、多分、新館のものだったと思う。新館の2階にはちびっ子コーナーがある。
c0164709_750491.jpg

これは、その入り口の3原色のデモンストレーション。スポットライトの位置を動かすことが出来て、それで、光の混合により見える色や影の違いを見られる。それ以外にも、いろいろと科学的な体験物があるのだけれど、あんまり科学的に使われている気配がない。子どもは結構来ているのだけれど、展示の科学内容に対して、明らかに低年齢なのだ。もちろん、子どもらは面白がっているようには見える。しかし、それは、ゲームをやる楽しさであって、自分の頭で考える、あるいは試行する楽しさではないように見える。そしてまた、気になるのは、中高生あたりが見あたらないこと。調査で、小学校では理科好きが多いけれど、中高では理科、特に物理と化学が好きな割合が減るとされていたと思うけれど、それに対応しているのだと思う。こういうのを見ると、子どもの興味を引くことが科学好きを増やす一歩とか、子どもは目を輝かして楽しんでいてそれが必要なんですという世迷い言が駆逐されない限りは、日本の科学に明日はないと思う。
子どもコーナーの後ろには歴史的な技術品の展示がある。のだけれど、人影はまばらだ。本当は、このあたりで、中高生が目を輝かせて見入っていると、幸せな気分になれるのだけれど。
c0164709_816013.jpg

これは、真空管式コンピュータの一部。この時代にこれだけの数の真空管が必要だと判っていたのだったら、鉄腕アトムの内部の真空管の数は何本と想定されていたのかと思ってしまう。その少し右には、よく分からない計算機。
c0164709_82287.jpg

連立方程式を解くための計算機らしいのだけれど、原理が想像もつかない。動くところを見てみたい物だ。それ以外にもキログラム原器のレプリカや電球のデモがある。
c0164709_86364.jpg

c0164709_865215.jpg

キログラム原器は、錆で重量が変わらないように貴金属で出来ているはずだけれど、これはどうなのだろう。本物と材質が同じなら、かなりのお宝だ。
新館は地下3階まである。その一番下の層は宇宙や物質に関連する展示。初めて入ったけれど、これは面白い。まず目についたのは
c0164709_881157.jpg

周期律表に埋め込まれた元素類。放射性元素以外は、すべて実物がある。これは、貴重ですぜ。
c0164709_89221.jpg

これは蛍光のスペクトルがリアルタイムで見られるでも。直視型の分光器をCCDビデオカメラにつけて、波長を合成して画面に出している。分光器から表示部分までについては、作り方を公開したらかなり世のためだと思うけれど、公開されているのだろうか。あまり他では見た覚えがない。科博では、確か、回折フィルムかCDを使った直視型の分光器キットを売っているけれど、それよりは、デジカメにつけると分光器になる取り付けキットなどが開発されたらいいのにと思う(というか、プロジェクトTでやらないといけないなぁ)
c0164709_811319.jpg

アクリル板の中に作られた銀河系。
c0164709_812354.jpg

こちらは、電灯の点灯電圧と色温度のデモ。他にも、色々と面白い展示があるのだけれど、お子様コーナーや、恐竜や生物などの分かりやすい展示と比べると、人気が全くない…
最後は、お約束のフーコーの振り子。
c0164709_814273.jpg

蛍の光に追い出された外では鯨がはねていた
c0164709_8145972.jpg

[PR]
by zam20f2 | 2010-02-14 08:16 | 科学系 | Comments(0)
<< トコブシ 科博 >>