承前
飛行機が行き交うのを眺めた後、駅に行き着いたので、発作的に終点までの切符を買い込む。電車を待つ間、反対側のホームでも電車の行き交いのために停車中。
かなり傾いた太陽の下、電車は鉄橋を渡り
雪の消えた田んぼを抜け
更に走り
川を飛び越し
家を抜け
ついたところを夕日の海
堤防を越え
砂浜へ
沈みいく太陽を眺めながら
ふと、アンデルセンの話を思い出す。そう、素敵な景色の前での人々の会話のやつ。そんなことを考えてる間に太陽は沈んでいく
あ、沈んだ
見上げると、今度は月の横を飛行機が飛んでいる
そして、その後をもう一つの飛行機が追ってきた
この項、あと少し続く