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小科学実験

NHKの大科学実験の非科学性について少し前に記したけれど、知りあいさんにその話をしたら、スケールを小さくする方は科学の実験として面白いかもしれないねと戻ってきた。
確かに、テーブルクロス引きの実験で、テーブルクロスと上の食器も同じスケールで小さくしていくと、どこかのレベルで重力より付着力の影響が強くなって付着力の影響を考えない場合とのずれが生じるようになる。どのサイズで重力以外を考えなければならないかは、単純には計算できないと思う。というわけで、まさに、「やってみないと分からない」話である。
それにしても、この小科学実験、すごく面白いと思う。布を拡大していくと、その表面の形状が思いもよらないのが見えたり、また、どうやって、微小なサイズの食器を作るかなど、それこそ、最新技術も見ることができる。布を大きくする、結果の分かっている試みより、遙かに奥の深い科学番組が作れそうだ。
by zam20f2 | 2010-06-04 07:30 | 科学系 | Comments(0)
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