意味不明……………

また、大科学実験の話である。



1月5日の放送は、バイクと称するものに静水圧を掛けるものだったけれど、完全に意味不明の物だった。実に、何の法則も示しておらず、単なる見世物でしかない。

静水圧をかける実験であるなら、いくらでも示す事はある。淡々水中にメスシリンダーを下向きにおいて、その時に中に入れた気体が圧力と共にどのように減るかを見せてもよい(ただし、水に溶ける部分があるので、メスシリンダーよりは適当なピストンの方がよいかもしれない)。その隣に、植物油を入れたメスシリンダーを置いておいて、液体は気体と違って圧縮されないことを見せれば言うことはない。

また、中空の物体を潰すにしても、同じ厚さの鉄板を使って、三角形、四角形、円柱、球形などを用意しておけば、どの形が圧力に対して強いか、明示的に見える。更に鉄板の厚さを変えておけば、物の強度に対する理解も自然と得られる。

でも、あのバイクでは、そんなことは一切分からない。時たま、バイクの備品が潰れるのは、単なる見世物であっても科学ではない。

確かに大科学実験は見た後に不思議さの残る番組である。あの番組を作った人の頭の中身について……………

ところで、正月の「世界の果てまで行ってQ」の特番で、10mのテーブルクロス引きの実験が出ていた。幅こそ狭い物の、長さは「大科学実験」と同じである。もちろん、世界の果てまでは娯楽番組だから、大科学実験に比べて、かなりおちゃらけた作りではあるが、10mのテーブル引きの1回目のトライアルで、成功と人々が喜んでいるときに、スタッフが冷静にリンゴが1個転げたことを指摘していた。これは、グラスが倒れた映像が映っているにも係わらず、実験が成功したと主張していた大科学実験とは非常によい対象である。番組の作りはおちゃらけているが、世界の果ての方が、科学に対しては遙かに真摯な態度である。
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by zam20f2 | 2011-01-06 21:18 | 科学系 | Comments(0)
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