前向きじゃなくていい

前向きじゃなくていい、僕は横向きで行くよ
というのは、ピッピ隊音楽部の「ニュース」の中の一節。
顕微鏡の上にカメラを取り付けるにあたって、ずっとコピースタンドを使っていた。その結果、普通の取り付け方に比べて、カメラは横向きになっていた。横向きだからといって困ることはないのだけれど、コピースタンドを取られていると、複写などの作業が面倒になる。

幸い、写真撮影装置が入手出来たので、それを使ってカメラを取り付けることにした。写真撮影装置には、照準鏡筒がついているけれど、そこは塞いでしまう。また、光路切替のプリズムは光路から外した状態にする。そして、シャッター部分は取り外す。

撮影装置の上側はニコンFマウントなのだけれど、変換アダプタにより、手持ちのカメラに取り付ける。これで、カメラは前向きになった。
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で、珪藻の撮影をしたのだけれど……………
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どうも、おかしい。目視では見えている構造が写っていない。少なくとも、これまでは写っている気がするので、カメラをコピースタンドで保持するように戻して撮影すると、ちょっとはっきり見えないかもしれないけれど

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と、直付けでは写っていないものが写っている。

ということは…………… ブレですねぇ。
一応、低振動モードで、ミラーが上がってから2秒後にシャッターを切るようにしているのですが、フォーカルプレーンシャッターが引き起こす振動が鏡筒に伝わっているのでしょう。もちろん、コピースタンドを使っても、フォーカルプレーンの振動があるはずですけれど、顕微鏡とは直接につながっていないので、鏡基本体を振動させていないのではないかと思います。

撮影装置の上にカメラを取り付けた上で振動を回避するのにはいくつかの方法があります。一つは、カメラのシャッター速度を低速にして、シャッターを開いてしばらくたって、シャッターによる振動が止まってから、写真撮影装置のシャッターを使って適性な露出を与えればよい。撮影装置にはいわゆるレンズシャッターがついていて、それが、共振周波数の低いバネで本体につながっているので、シャッターの振動が問題を引き起こしません。ただし、これをやるためには、シャッターを押してから、一旦レンズシャッターを閉じて、その後カメラ本体のシャッターを開いてから、ある時間経過後にレンズシャッターを開閉する電子回路を作る必要があります。うーん、手に余ります。

実は、経験の範囲でC社のデジタル1眼レフの中には、低速シャッターでは、ライブビューから露出が始まって、露出の最後にシャッターが落ちて露出が停止するものがあります。これを使えば、シャッターショックの問題は、ほぼ回避できるのですが、新しいカメラを買わないといけないので却下です。

というわけで、折角前向きにしてみたのですが、結論は前向きじゃなくて良いというか、横向きに戻らざるを得ないところです。
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by zam20f2 | 2011-01-09 20:12 | 顕微系 | Comments(0)
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