記憶からよみがえる科学番組

かつてテレビ東京は、科学技術教育テレビ局であった。もちろん、テレビ東京と改名するより、ずっと以前の話、東京12チャンネルといっていた、それも初期の、それこそ東京オリンピックの頃の話である。

東京12チャンネルの当時の番組で気に入っていたのは青少年向けの科学番組だ。身近な素材を使って、決して大がかりな実験じゃないけれど、実験主体の番組で、断片的にではあるけれども、いくつかの場面は記憶にある。これは、記憶力が上等とは言えない私としては、かなり画期的なことだ。



記憶の中ではその番組の名前は「私たちの科学」という。こう記すと「みんなの科学」の記憶違いじゃないかという人もいるかと思う。でも、違う。教育テレビで「みんなの科学」をやっているのは知っていた。でも、東京12チャンネルのやつの方が面白かったのである。

みんなの科学の関してはWeb上に立派なサイトがある。一方、東京12チャンネルの番組に関しては、情報が全くないと、つい先日まで思っていた。

先日、ふと、「私たちの科学 東京12チャンネル」で検索をかけたら、クォーテーションマークで囲っていなかったのが幸いして、12チャンネルの当時の番組を新聞のテレビ欄から採録したサイトに行き当たった。サイトを見てみると「私たちの科学」は存在しないのだけれど「たのしい科学」が存在していた。

そこで、「たのしい科学 東京12チャンネル」で検索したら、今度は、その番組に関するサイトに行き当たった。地球ゴマを使って、モノレールを作る話のことがコメントにあり、それは覚えているつもりの場面の一つであり、どうやら、題名に関しては、完全に間違っていたようだ。

さて、その「たのしい科学」であるが、Webによると、岩波映画の製作で、先ず日本TVで放送された後に東京12チャンネルで再放送されたものらしい。私が見ていたのは東京12チャンネルの時代である。そして、驚くべき事に、仮説社から、DVD化されて、販売されているという。これは、ほとんど手放しで賞賛してよいことである。ほとんどと記したのは……………価格が可愛くないからで、数が出ないのは分かるけれども、もう少しどうにかなっていたら、ためらわずに大人買いするのになと思う。まあ、ためらいながらも買うであろう事は間違いないけれど。ああ、でも取り敢えず1枚買うのか、セットで買うのかは悩ましいところだ。

当面バタバタしていて、少し先のことになってしまうと思うけれど、DVDを入手したら、50年前の科学映画と、ここのところ取り上げている「科学」番組の比較を論じてみたいと思う。比較論の最後の部分は、今のところ「岩波映画から放映権を買って、あの白黒番組を再放送した方が、子どもの心に科学へのときめきを与えるのには遙かに有効であろう」とするつもりだのだけれど、DVDを見た後でも修正の必要がないか、楽しみではある。
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by zam20f2 | 2011-01-18 18:35 | 科学系 | Comments(0)
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