全反射近傍の色調

ニュートンの「光学」を持っているはずなのだけれど、見当たらないし2冊持っていてもよい本なので、買い直した。で、読み始めて分かったのだけれど、光学は持っているはずだけれども、真面目に読んではいなかった。

この本を読んでつくづく思うのは、ニュートンが実験者としても優れていることである。ニュートンというと万有引力の法則の定式化という流れから、今でいう理論家だよなという印象が強いのだけれど、考えて見れば実験屋と理論家の区別なんて19世紀以降の話で、それ以前は自然科学者だったのだと改めて思う。

で、光学を読んで一つおもしろかったのは、屈折率分散があるので、全反射は短波長側から起こるために、透過光は可視光が完全に全反射する前に赤みをおびるという話。実際にやってみると
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まだ、可視領域の全波長が抜けている
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短波長の光が全反射するようになって透過光が赤みをおびはじめてきた
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さらに赤みが強くなる
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そして、すべての波長が全反射となる。ちなみに直角プリズムを2つ組み合わせて透過光が同じ方向に行くようにするのもニュートンの工夫である。
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by zam20f2 | 2011-03-22 21:41 | 科学系 | Comments(0)
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