にわか地震談義(番外編)

にわか地震談義(2)にも記したけれど、貞観地震による津波の存在は学問的には既知であり、公の場でも指摘されていた(読売毎日)。東電は想定外であり可能な対策は取っていたと主張しているようだが、上層部が本気でそう思っているなら、重要な情報が上に伝えられていない訳で、組織が完全に腐っているとしか考えられない。東電に対して貞観津波の話が公式の場で、伝えられていたことは、もっと人々に認識されてよいと思う。

今回の津波を受けて、すべての原発に対して津波対策が求められ、非常用の電源などが設置されるようになるらしいけれども、それは、かなり無意味な対策であり、真に行わなければならないのは、その原発に固有の問題に対する対処がされているかだと思う。もう少し具体的には、その場所の地層調査から分かる過去の津波高さに対応できているか、そして、付近の活断層が動いた場合に予想される最大震度に耐える設計になっているかだ。
きちんと調べたわけではないので、これから先は、より不正確な話になるが、この基準で現時点で、素人が見ても問題を抱えているとしか思えないのが浜岡原発と伊方原発である。浜岡原発については、茂木清夫氏が真っ向から廃止を主張しているくらいだから、素人でなくても原発に対する利害関係のない専門家なら、懸念を表明するだろうと思う。伊方の方は、中央構造線の直近にあるにもかかわらず、耐震基準が緩いことが懸念されているようだ。もちろん、津波に対する対策もいいけれど、これらの原発はそれ以外に早急に手を打たないと「想定外」という、聞きたくない台詞を聞かされることになるだろう。
あと、忘れてならないのが文殊。ネットの一部で言われていることに1%でも真実が含まれているなら、今すぐに石棺をつくって、その上で細心の注意を払って全力で解体すべきだろう。

電力不足は問題なのだけれど……………、都市部で普通の暮らしをしていた人々を追い立てて、その跡地に莫大なエネルギーを必要とするような高層建築を立てるような再開発はこれからは行うべきではないのは確かだ。
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by zam20f2 | 2011-03-30 21:39 | 科学系 | Comments(0)
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