東京のカレーライス

MWSさんのところに「日本の食事」の福島が出ていたので反応してしまった。もっとも、うちには1/4ではなく1/10くらいしかないのだけれど。

MWSさんのところにも記されているけれど、これは昭和の初めの実際の食事レシピを記録したもの。さて、その東京の巻、
c0164709_20181844.jpg

c0164709_20181489.jpg

東京人のほんとうの暮らしなどという文言が記されているけれど、ぱらぱらとめくると、カレーライスが出てくる。
c0164709_20181426.jpg

なんだ、今と変わりないじゃないかと思われるかもしれないけれど(私のいい加減な記憶だと)、日本の食事全体を通してカレーライスが出てくるのは東京だけなのである。ほんの80年ほど昔の日本では、カレーライスというのは、都会の、それも山の手のサラリーマン家庭の食べ物ではあっても、それ以外には決してポピュラーではない食べ物だったらしい。そういえば、第2次世界大戦前に東京のある学校が、長野県に林間学校に行ったときに、カレー粉を持って行って、現地の人にカレーを頼んだら、カレーを作ったことのなかった人々は、ご馳走であるらしいとの情報から、その土地の風習に従って、砂糖をたっぷりいれてカレーを作ったという伝承もある。カレーが日本全体に広まったのは戦争で多くの人が軍隊にかり出されてのが大きく影響しているらしい。
さて、なんでこんな話を持ち出したかといえば、東京は戦前から日本の中で普通ではない場所だったということ。そして、現在は、日本の平均よりも、遙かに多量の電力を小さな領域で使っている。
計画停電が行われているけれども、クロ箱さんのところで、きっぱりと記されているように、それは東北の復興のためではなく、東京での制御不能の停電を防ぐためのもの。もちろん、制御不能の停電が生じると、部分的には東北の復旧にも影響は与える。例えば、混乱した指揮系統がダウンして、妙な視察もなくなるし、現地の裁量で動けるようになって、復興が早くなると言ったような。

それはさておき、東電管内での継続的な電気使用量の増加が、福島を作り出した理由になっている。だからこそ、東北の復興には役立たない節電に心がけようと思う。なくても大丈夫な世の中へ向かうための、見えないほど小さな一歩として。
[PR]
by zam20f2 | 2011-04-03 20:20 | 文系 | Comments(0)
<< プリズム3と4 使ってよい知識について >>