Smectic A Batonnets

Smectic A Batonnets
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スメクチックA相のバトネ。バトネは仏蘭西語で棍棒の意味と教わった。液晶の研究は戦前の仏蘭西で結構行われていて、そのため仏蘭西語の用語が残っている。棍棒といっても色々と装飾がついていて、叩かれるとかなり痛そうである。Friedelの1922年の論文のFig.9が線画だけれど、こんな感じの組織が描かれている。(そこの英訳ではrodletsとなっている。ちなみに、batonnetsのaの上には^がつく。
この写真は170ミクロンぐらいの厚いセルを使っている。初期の液晶研究では、おそらく、非常に厚いセルが使われていて、こんな感じのバトネ組織が普通に見られたのだろうと思う。最近では、こんな厚いセルをあえて使う事はまずないので、バトネとして紹介されている写真(例えばケント州立大のもの)では、こんなゴチック様式のような装飾はない、これをバトネと言われてしまうと……………成長が層法線方向の方が早いことは分かるのだけれど、明らかにセル界面で挟まれて成長している組織でしかなく、バトネというよりリーフパイだよねという気分になる。
撮影倍率は対物10倍、トランスファー2.5倍。
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by zam20f2 | 2011-06-16 06:54 | 液晶系 | Comments(0)
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