予定外(2)

6月3日に、福島2号基の使用済み燃料プールの循環冷却装置を動かしたら、1ヶ月かかる予定の温度低下が2日で実現されたのは、エンジニアリング的に問題だと記した。何しろ、きちんとした見積もりが出来ていないので、見積もりが逆に外れると、頭が痛い状況になる。
見積もりが反対側に外れた事象が一つ明らかになった。水から放射線を除去する装置で1ヶ月持つ予定だった吸着装置が5時間で放射線量が規定値に達して運転を停止した。これは1ヶ月が2日よりも大きな見積もりの狂いだけれど、その原因は汚染水の放射性物質濃度が、想定より高かったためという話になりつつある。
えーと、1ヶ月は720時間ぐらいですから、それが5時間で予定値ということは、放射性物質の濃度を2桁程度間違えたということでしょうか。
不思議になるのは、浄化システムに水を引けるということは、そこから分析用の水も取れるということで、と言うかそれ以前に、汚染水の程度を元に浄化システムが設計されているはずで、それを動かしてみてから、濃度が2桁違っていたというのは、常識的にはあり得ない話だ。ほとんど、NHKの大科学実験の世界になっている。
これからも、よい方にも悪い方にも、彼らの想定は外れていくだろう。。確率的にはどちらに外れるかは1/2かもしれない。。でも2号基のプールが冷えたからと言って2号基の内部の湿度が下がらなかったことから分かるように、良い方にはずれても、それで物事が素直に進むようになるとは限らない。一方、悪い方に外れた場合には、致命的になり得る。
先行きをかなり不安に感じる。
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by zam20f2 | 2011-06-21 07:56 | Comments(0)
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