二光束干渉用対物レンズ

しばらく前のネットオークションに、ニコンの二光束干渉用対物レンズが出ていた。落射照明用の対物レンズなのだけれど、対物レンズ前面あたりに半透過鏡があり、照明光の一部をレンズ内部の平面鏡にはね戻す。内部の平面鏡と試料からの反射光が干渉して、試料の凹凸に応じた干渉縞が見られるという品である。
まあ、仕事で使う人は新品をきちんと買うだろうし、そうじゃない人は、面白がって買ってみても使うあてが存在しないようなレンズなわけです。
もちろん、私も使うあてなどありません。でも、そこに妙なレンズがあるので、少しの思案の後に応札しました。ら、他に誰も手を上げる人がいなく……………。家にやってきてしまいました。
というわけでスパチュラの頭のあたりを撮ってみました
c0164709_1672748.jpg

同じあたりを、普通の20倍(SLWD)で撮影したのが
c0164709_1672438.jpg

レボルバーを回したりしているので、少し場所がずれています。2枚を比べると、あたりまえですが、干渉の方がコントラストが悪くなっています。これは、平面鏡の無コントラストの画像がかさなっているので、当たり前でありましょう。そして、20倍対物で、ほぼ焦点深度の中にある画像でも縞があり、高低があるのがわかります。
うーん、何に使うかは分からないけれど、中々面白い品物です。
ついでに、しばらく前に出したシュタイハイルルーペを見ると
c0164709_1672084.jpg

という具合。なかなか、ゴミが付着していますが、レンズの中心から同心円のパターンが拡がります。個人的には、スパチュラとガラスで反射率がかなり違うはずなのに、コントラストがあまり変わらないのは不思議なところです。
ところで、3番目の写真、目での観察時には、ものすごくぶるぶると震えていて、写真撮影も、ちょっと油断すると
c0164709_1671786.jpg

と干渉パターンが淡くなってしまいます。どうやら、顕微鏡の揺れの観察用に使える模様です。
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by zam20f2 | 2011-07-02 16:15 | 顕微系 | Comments(0)
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