二層構造

久しぶりに落射照明ユニットをつけたので、3M社の反射シートを観察してみた。
3月に計画停電と称して原発の必要性を無理矢アピールした時に、夜間に道路を歩くときに車から認識しやすくするために用意したものである(けど、結果的に使わなかった。それにしても、あの時は、節電のためと称して、売り場のテレビの電気を切っていた、池袋に総本店のある電気屋は、7月2日には、殆どすべてのテレビの電源をつけて、節電商品を熱心に売っていた。まあ、メーカーの方も、総消費電力が大きい無意味に大きなサイズのテレビを、「当社比で消費電力が下がった」と称してエコ商品であるかのように宣伝してたりするのだけれど。世の中、直ぐには変わらないものだ。

さて、5倍の対物レンズで見てみると
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ちょっとピントをずらすと
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と三角が際立つようになる。どうやら、2層構造の様子。
続いて、照明範囲を狭めてみると
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となる。照明範囲は、明るく見えるところより、少し内側。その光が内部で2回はねて、少し外側から戻ってくる。ここで、面白いのは菱形の領域は明るいのに、その間に暗い領域が残っていること。さらに外側に、少し明るい三角形が見えるけれど、これは、菱形の隙間にそうとうする領域である。
この写真からすると、菱形の領域は、菱形の大きさで完結していて、菱形のある場所にはいった光は、点対称の位置から出てくる。
一方、外側の三角も、同じように内部で反射した光がもどっているけれども、中心部に対して大きく離れているので、この構造は菱形よりもかなり大きなスケールであることが分かる。
少し照明領域を広げると
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明るい菱形の領域が広がるとともに、外周部の方から、菱形ではない領域も拡がる。なんとなく、照明範囲が拡がったので、その外側の三角もと思いがちだけれど、画面右側の三角のところは左側の照明範囲が大きくなったために、中心に近づいたのだと解釈できる。
さらに照明範囲を広くしていくと
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と、菱形が完全に明るくなったあとも、三角のところがだんだんと明るくなっていく。
最終的にも、菱形のところに比べて、三角のところは暗い。これは、おそらくは、菱形の方が割と正面に光を戻すのに対して、三角のところは、広い角度に光を戻すようになっているのではないかと思う。というのは、剰りにも戻り光の指向性が強いと、少し角度が狂うと光が光源にのみいってしまい、そのそばの視点にはとどかないから。
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by zam20f2 | 2011-07-03 09:25 | 科学系 | Comments(0)
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