Blue Phaseには3種類あって、そのうち二つは周期構造があり、1つはアモルファス状態である。
と書き始めてしまったけれど、そもそも、ブルー相はキラルネマチック液晶(コレステリック液晶)の一部で等方相転移点近傍に出現するもの。キラルネマチックは1次元的な捻れ構造であるのに対し、ブルー相は3次元的に捻れ構造が発生する。その結果、空間的に分子長軸の向きが矛盾を起こすようになり、欠陥(転傾)が発生する。その転傾の構造に周期性があるのがブルー相I,IIで、ないのがIII。
この写真はIかII。IIIはぼんやりとして薄青く見えるだけで、写真にしても、あまりぱっとしない。
対物20倍。トランスファー2.5倍。