絶滅種:Rotring社 製図ペン用ドロップコンパス

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これはステッドラー社の製図ペン用ドロップコンパス。製図ペンの代わりにシャープペンシルホルダーをつけている。オーソドックスなドロップコンパスの構造の先端部分に製図ペンをつける部品を作り付けたような構造だ。
そして、これがロットリング社のもの、その1
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ステッドラーと比べると、取り付け部分が針の反対側に行っており、全体としてすっきりした感じになっている。
とは言え、まあ、普通のドロップコンパスの範疇に入っている。
この二つに対して同じくロットリング社の
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は異彩を放っている。製図ペンは基本的に紙面に垂直に使うもので、これは、それを忠実に守ろうとした結果として、針がカーブを描く作りになっている。2番目に載せたのとの関係はよく分かっていないのだけれど、なんか、下の方が初代で、原理に忠実に作ったけれど、やり過ぎで、コストの面から上のバージョンが開発されたのではないかと勝手に思っているのだけれど、どうなのだろう。
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by ZAM20F2 | 2012-05-06 09:36 | 物系 | Comments(4)
Commented by 魚眼 at 2012-07-27 19:57 x
ロットリングのドロップコンパス、発売時期はわからないのですが廃番時期は(日本では)同年のようです。
ほぼ直立する製図ペン専用ドロップコンパスなんてロットリングにしかなかったので、さすが! とか思ってました。
 ステッドラーのほうはひょっとしてロットリング製図ペンがうまく装着できないんじゃないでしょうか。1980年代ころ?のステッドラーはねじ径がちょっと狭かった気がします。
Commented by ZAM20F2 at 2012-07-28 11:48
コメント有難うございます。廃番が同時期とは思ってもいませんでした。ロットリングの製品にはHAFFのOEMがあると認識しているのですが、製造がかならずしも自社でなくても、こんな妙なものを出してくるのは面白いと感じています。Web拝見して図学精義を注文しました。Amazonへのリンクに気がつかないという失態をしてしまったのですが…
Commented by 魚眼 at 2012-08-03 12:39 x
コメント返信ありがとうございます。

 改めて調べてみました。ロットリング製図ペン専用ドロップコンパスは両品ともに、カタログに載っていたのは1997年までです。
 当時のロットリングコンパスには上中下あって、製図ペン専用ドロップコンパスは上中にしかなく、製図ペンが直立する製品やパラレルコンパスは上級品にしかありませんでした。

 手持ちの「図学精義」の奥付を見ると、1974年に増補版が出て以来、1980年まで毎年増刷されたことが窺え、時代が偲ばれます。その後の増刷は六年後でした。
Commented by ZAM20F2 at 2012-08-08 21:26
重ねての情報有難うございます。ランクが違っていれば並列に売っているのもありかなという気がします。ただ、普通のメーカーだと形状は基本的に同じで作りが違うという感じですが、かたちが全然違うのがおもしろいところですね。コンパス等を使った作図は、コンピュータの発展で急激にすたれたわけで、計算尺なんかと同じで、実用品は代替物が出てくると滅亡するのが早いですね。
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