B787の窓のエレクトロクロミズム

往復のフライトはB787だった。乗った機体はエコノミークラスでも、全席にではないけれどもAC電源がついていた。座席配置は2:4:2なのだけれど、窓側の2席は両方とも。真中の4席中2席にコンセントがある。
c0164709_6134562.jpg

この機首はいろいろ売りがあるらしいけれど、その一つは窓のブラインドがエレクトロクロミズムを使った物であること。
c0164709_6134784.jpg

は太陽側を写したものだけれど、見て分かるように、窓の明るさは何段階かに調整できる。そして、色はニュートラルではなく青みをおびる。
行きは通路側だったので、遊べなかったのだけれど、帰りは窓側だったので、ある瞬間に窓の濃度を最大に設定し、そこから15秒間隔で窓の外の写真を自動露出で撮影し、撮影データから窓の透過光量を簡易的にだけれどはかってみた。上に記したように、窓の透過スペクトルがフラットではないので、露出が適切ではなくなっていくという問題もあるし、また、窓が暗くなると機内の光の反射の影響が出てくるという問題があるので、あまり正確なデータではないのだけれど、それなりの傾向がでているとは思う。
c0164709_6135099.gif

図にしてみて意外だったのは3桁以上も光量が落ちていること。青色光が結構ぬけてくるので、もっとコントラスト比は低いかと思っていた。このグラフからすると、赤や緑の光ではコントラスト比は4桁くらいは行っていて、青色は3桁未満程度の気がする。完全に着色するのには5分以上かかるようだけれど、実用的には1分程度でそれなりに暗くなるようだ。
ところで、窓がエレクトロクロミズムになっているからには、透明電極があるはずで、電磁波を透過しないはずだ。なので、この機内にGPSを持ち込んでも衛星からの電波を拾えないのではないかと思う。携帯電話については、搭乗前にスイッチを切ってしまったので未確認だけれど、どうなのだろう。
[PR]
by ZAM20F2 | 2012-09-30 06:33 | 科学系 | Comments(1)
Commented by ZAM20 at 2012-10-05 19:34 x
本人追記:搭乗後にすぐに電話した人によると、電話は通じたとのこと。窓のプラズマ周波数の関係なのか、どこから電波がもれているのだろう。
<< 満開 プルーン >>