有効数字3桁:にわか地震談義

地震調査委員会とやらが今後30年以内に震度6弱以上の地震に見舞われる確率と称する図を発表しました。この図はこれまでも何度か出されていて、この図で低確率とされたところで地震が起きるという非常に予知能力の高い参考になる図であす。
そして、今回の発表によると例えば千葉で震度6弱の地震に見舞われる確率は75.7%とのことです。
え……………、有効数字3桁ですか。75.6でも、75.8でもなく、75.7%であることに意味があるんですね。いやー、知らないうちに日本の地震予知はたいした進歩を遂げた物です。長期予報を有効数字3桁で公表できるなんて、よっぽどの理論的根拠と自信がなければできることではありません。
いったい、どのような根拠で少数点以下の数字に(いやそれどころか、1の位の数字にも)意味があるのか、きちんと説明して欲しいものです。これを報道した報道機関も、小数点以下まできちっと伝えているところを見ると、その根拠を納得して報道しているでしょうから、そちらからでも良いからきちんと小数点以下の意味を説明してほしいと心から感じています。

何かの予想式があって、それに適当な仮定(だって、房総沖の最大マグニチュードが変わって確率が変わったようで、ということは、その最大マグニチュードは厳密な学問的な思考に基づき、絶対に正しい値として使われているはずです。でも、その地域の最大マグニチュードどころか、次の地震のマグニチュードがどうなるかさえ、今の地震学では分かっていないはずで、M8としたのは、根拠の薄い、でも、大きめに言っていて、予想外が起こったと言われないためだけの方便でしかないようなものです)をすれば、コンピュータはいくらでも細かい数字がをはき出します。でも、それを意味のある適当なところで丸めて、活用するのが人間の役目です。
どうやら、地震調査委員会の人々はそれが出来ていないようで、学者どころか理系の大学低学年としても失格なことを発表しているわけです。これが日本の地震学のレベルだとしたら、つぶしちゃってもいいだろうと言いたくなるぐらいの低レベルな発表でしょう。
ぼんぐら委員長は、値が低いからといって安心してはいけないといっていましたが、たしかに、これまでの例からすると低確率の所で大きな地震がおこりますので、この地図は無視して、この島国では、どこにいてもある確率で大きな地震に見舞われると覚悟して、いざというときに備えるのが常識有る国民の行うべきことだろうと思います。
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by ZAM20F2 | 2012-12-22 10:09 | 科学系 | Comments(0)
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