通信の理科研究(続):少国民理科の研究叢書(6)

通信の理科研究は表紙こそ簡素なものになっているけれども、まだ、一枚だけカラー図版が差し込まれている。それが、
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である。確かにカラーで見せなければ意味が無いものである。これより前に出版された「自動車の理科研究」はまだハードカバーで箱が付いている時代のものだけれど、本の中にカラー図版はない。お台所の理科研究は、必要以上にカラー図版を使っているような印象があるけれども、それ以外は、基本、必要なところにという感じだ。
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通信の理科研究は糸電話や、木材に耳をあてての信号伝達などのような身近な現象から話が始まる。もっとも、丸太を積んである原っぱなどがない現代にあっては、もはや身近な理科の題材ではなくなっているのかもしれないけれども。その後、伝送管の話なども出てくるのだけれど、この当時の重要な通信手段といえばモールス信号なわけで
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のような信号表も掲載されている。それから、手旗信号の一覧もある。

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そういえば、昔はボーイスカウト屋さんなんかh、手旗信号をやっていたような気がするのだけれど、今はどうなのだろう。
そして、もう一つのさらには、電信機の構造といったものも紹介されている。
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この辺りは、まだ分かりやすい領域で、主人公も工作をやっているのだけれど、交流と直流
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の話を越えて、真空管を使ったものになると、流石に小学生の工作ではなくなっていく。
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これは電源だけれど、真空管ラジオの図面と原理なんかも出てきている。そして最後は国際通信や、電波を使った位置確認なんかの話。
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こうなると、完全にお話の世界になってしまうのだけれど、でも、最初の身近な話から読み始めた子どもは、ワクワクしながら、そして、電波スゲーと思いながら、最後まで読んだのではないかと思う。
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by ZAM20F2 | 2013-02-16 08:46 | Comments(0)
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