釜石小学校校歌と「勉強なさい」

ひょっこりひょうたん島というと、あの「波をちゃぷちゃぷ…」という主題歌が有名だけれども、それ以外の多くの歌が劇の中で歌われていた。多分、一番歌われたのがドンガバチョのテーマソングで、そして、二番目が「勉強なさい」の歌ではないかと思う。この歌はサンデー先生と子ども達の掛け合いで、1番では、偉くなることや金持ちになることのために勉強するのはいやだという子どもに対して、サンデー先生は勉強するのは賢くなるためであり、それは人間らしい人間になるために必要なことだと諭す。2番では、人にほめられたりお気に入りになるために良い子になるのはいやだという子ども達に対して、サンデー先生は良い大人になるためだと諭している。この歌は大人(人間)は賢くて良いものだというシンプルだけれど力強いメッセージが込められているのだ。
 出先で、たまたま見た題名のない音楽会で流れてきた釜石小学校校歌の「困ったときは慌てずに人間についてよく考える」といった意表を突きすぎた歌詞に思わず引き込まれていたら作詞者が井上ひさしと知って、思わず納得するとともに、勉強なさいの歌にどこか通じるところがあるなぁと思った次第。ひょうたん島の歌は井上さんと山元さんの共作的なものだろうと思うけれども、そういう意味では、あるいは、その2人の当時の思いが釜石小学校の歌詞に流れていっているといってもよいのかもしれない。
 大昔に井上ひさしさんの講演を一度だけ聞いた事がある。で、講演の後に質問を受け付けるというので、臆面もなく手を挙げて(私の適当な記憶によると)、話して下さったことを、実際の生活の中で実現するにはどうすればよいのかといったようなことを聞いたら、それに対して、「それは厳しい質問で、講演で、そんな話をしているおまえはどうやって生きているのだということにつながる」というようなことを答えられた。その後がどうつながったかはおぼえていないのだけれど、質問をご自身の生活に引き込んで話をされたことに対して、すごく誠実で真面目で信頼出来る人だと感じたことを改めて思い出した。
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by ZAM20F2 | 2013-03-31 21:09 | 文系 | Comments(0)
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