少年技師ハンドブックと少年技師のハンドブック

家庭実用品の作り方は「少年技師ハンドブック」シリーズの5冊目だ。他にどんな本がでていたかというと
c0164709_1941118.jpg

c0164709_1941499.jpg

の12冊上がっているけれど、Wikipediaを調べると全20冊まで出ていたようで、この後にあったのは、
子供の科学編輯部 『特許の受け方と法規集』 誠文堂〈少年技師ハンドブツク 第13編〉。
山北藤一郎 『高級電気機関車の作り方』 誠文堂〈少年技師ハンドブツク 第14編〉、1930年。
横山文司 『セメントと面白い実用品の作り方』 誠文堂〈少年技師ハンドブツク 第15編〉。
横山文司 『化学実験と応用品の作り方』 誠文堂〈少年技師ハンドブツク 第16編〉、1931年。
山田義郎 『彫刻と塗装 易しい工芸品の作り方』 誠文堂〈少年技師ハンドブツク 第17編〉。
大町文衛 『博物標本の作り方』 誠文堂〈少年技師ハンドブツク 第18編〉、1931年。
蒲田賢三 『簡易木工器具の作り方』 誠文堂〈少年技師ハンドブツク 第19編〉、1930年。
山北藤一郎 『電気器具と電池の作り方』 誠文堂〈少年技師ハンドブツク 第20編〉
であったらしい。これらの本は誠文堂の刊行になっている。
そして、戦後に誠文堂新光社から出されたのが「少年技師のハンドブック」シリーズ。Wikipediaでは「電気機関車の作り方」と「蒸気機関車の作り方」の2冊のみ(とそれらの合本復刊板)が記されているけれど、これは明らかに不充分な情報。というのは、少なくとも
c0164709_1991548.jpg

に上がっている
「望遠鏡と顕微鏡の作り方」
は世の中に存在している。なにしろ、実物が手元にあるのだ。
日本の古本屋のサイトをみると、「少年技師ハンドブック」と「少年技師のハンドブック」はあまり区別なく掲載されているけれど、見分け方は簡単で、発行が戦前なら「の」なし、戦後なら「の」入りだ。大きさは「の」なしが新書版。「の」入りはそれより一回り大きなサイズになっている。
それにしても、「軍艦汽船の作り方」が戦後に生き残れなかったのはわかるけれど、「望遠鏡と顕微鏡の作り方」のような本も、著者が異なっており別の物になっているのは何故なのだろう。比較したいのだけれど、戦前板が見つからずにいて、ゆっくりと探そうと思っている。
[PR]
by ZAM20F2 | 2013-08-12 19:13 | 科学系 | Comments(2)
Commented by kinji at 2014-08-11 11:53 x
一年も前の記事にコメントお許しを。
戦後版の少年技師のハンドブックですが、後期?になると「の」が無くなり、少年技師ハンドブックになったようです。
当方の「望遠鏡と顕微鏡の作り方」昭和27年版では少年技師ハンドブックになっておりますので。
Commented by ZAM20F2 at 2014-08-12 20:52
貴重な情報を頂き有難うございます。日本の古本屋のサイトをみると、戦後版も「少年技師ハンドブック」で出ていることもあり、書店の不注意かと思っていたのですが、両方あるのですね。有難うございます。
<< 望遠鏡と顕微鏡の作り方:少年技... 家庭実用品の作り方(番外編):... >>