粒径と色味

日本画用の岩絵の具は、一つの顔料毎に複数の番手のものが売られている。大昔は、画家さんが岩絵の具の塊を買って、自分で好みの細かさに挽いたのだろうとおもうのだけれども、今の世の中では、そんな悠長なことをやっている画家さんの数は多くないのだろうと思う。
さて、なんで複数の番手があるかというと、粒子の細かさによって見た目の色が変わるからだ。
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は2種類(+中心の1つ)の岩絵の具の番手違いを並べたもの。色が浅い物ほど粒子が細かい。洋画だと彩度は色の絵の具に白色の絵の具を混ぜることのよって表現するのだろうなぁと勝手に想像するのだけれど、こちらでは、粒状性で彩度を調整するという技を(技も?)使っているのだ。
などということを書きながらふとおもったのだけれど、粒状性がさらにこまかくなって光の波長より十分短いくらいになったら、再び色は濃く見えるようになるのだろうか?分かっているつもりになっていて、ちょっと考えると、分かっていないことがあることが多いなぁと改めて思った。
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by ZAM20F2 | 2013-08-30 07:46 | 科学系 | Comments(0)
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