実験装置の作り方(6)

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記録計というのは普通の実験装置よりは一歩後ろに下がっているけれども、研究上は非常に重要な機器だ。その記録計の作り方も含まれているのを見て唸ってしまった。この装置は、機械式時計の短針軸を使って、12時間で1周ドラムの動きをつかっているけれども、長針側を使って、なおかつ軸を長いねじにすれば60分周期で筆記場所が変化する記録計になる。この装置では、湿度計測だけれども、なんか、頑張れば地震計が作れそうな気分にもなる。
もう一つ、意表を突かれたのは
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というハンダの作り方。確かにこの時代だと、鉛のほうは水道の鉛管に使われているだろうから入手性はいいと思うけれど、スズの方はハンダより入手性が悪い気がするのだけれど……
ところで、ハンダの作り方の所には、鉛とスズを溶かして作ったハンダを木の板の上に流す時に厚くし過ぎると下側が鉛リッチになってしまうので、厚さは3mm以下にという記述がある。この部分を読みながら、平常状態で、そんなに下に鉛がたまるか不思議な気がした。密度差を考えても、そんなに派手に分離する気がしないのだ。作り方を見ると、まず鉛を溶かしてからスズを投入して撹拌すると記してある。スズの方が密度が軽いので、溶けた時には上層にあり、撹拌が不充分だと上層がスズリッチで下層が鉛リッチになるのはありそうなところで、恐らくは、それが原因の気がする。
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by ZAM20F2 | 2014-06-07 11:06 | 科学系 | Comments(0)
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