POSの付属品

偏光顕微鏡に特有の付属品に芯だし治具と位相差板がある。
偏光顕微鏡には普通は円形の回転ステージがついていてステージを回転させることが多い。この時ステージの回転中心と鏡筒の光軸があっていないと、ステージの回転にともない試料が視野内を移動して、ひどい時は視野の外に行ってしまう。
研究用顕微鏡だと対物レンズの芯だし機構がついたレボルバーがついているのだけれど、POSはレボルバーでなく台座ごと交換する仕組みで、芯だし機構がついた台座が2つ、芯だし機構無しの台座が1つついている。芯だし機構なしの台座は低倍率の対物用だ。

研究用顕微鏡では芯だし機構がついたレボルバーが装着されていると記したけれど、ニコンの機種は総ての場所に芯だし機構が着いているが、オリンパスでは1箇所は芯だし機構がついておらず、その代わりにステージにも芯だし機構がついている(ニコンはついていない)。このため、オリンパスの研究用顕微鏡では高倍率の対物を芯だし機構のついていない場所に装着してステージの芯だしを行い、その後に他の対物の芯だしを行う。ニコンの場合はどれから芯だしをしても良いと思う。実習用クラスの偏光顕微鏡では芯だし機構がついていない物もある。

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のステージに乗っているのがPOSの芯だし治具。とりつけると
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となる。芯だしのやり方はなどにも記載がある。

POSの場合は、マイナスドライバーがあれば専用の治具がなくても調整は出来る。でも覗きながらマイナスドライバーを回さないといけないので操作性はだいぶ悪くなる。

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は位相差板。使う時は、本体に開いている穴に入れる。
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ところで、昨日に検光子部分の固着の話をしたら、オリンパスの固着はEE3310などの溶媒を入れると外れることがあるとの情報を頂いた。で、本日に別件でオリンパスの接眼レンズの固着したのに出会いEE3310を入れたらめでたく固着が外れた。もっとも、有機溶媒を不用意に流し込み過ぎると悲惨なことになるので、経験の少ないうちはスポイトなどを使って、量に注意しながら作業をするのがよいと思う。固着を取るのに限らないけれども、取り敢えずは、駄目になっても惜しくない物や予備があるようなもので練習をして腕を磨いていくのが誰でも辿る道の気がする。
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by ZAM20F2 | 2014-06-09 20:49 | 顕微系 | Comments(0)
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