安全カッターの謎(1)

カッターナイフの危険性はメーカーも分かっているので、Webにはカッターの安全な使い方を出しているのだけれど、それだけでは不充分なのか、より安全なカッターも売り出している。
Webで「安全なカッター」で検索すると、自称文具ソムリエの人がマウス型のカッターを紹介しているのだけれど、比較で使う普通のカッターの刃が出し過ぎの状態で、真っ当に使えていないという笑える動画が見られたりもする。
閑話休題、文具ソムリエや汎用性のないマウス型カッターではなく、真っ当なメーカーのカッターの話をするのだった。
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写真はオルファのリミテッドFAとNTのSA-400GRP。FAはロック型だけれども、落とした時に刃が入りやすくなっているというのが売り、一方のSA-400GRPは自動的に刃が戻る作りになっている。SA-400GRPの方はちょっと話が長くなるので、オルファの方を先に取り上げることにする。オルファの方を拡大してみると
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と、本体の溝が非対象になっている。普通のロック形は半円の切り込みだけれど、その一方が三角形に滑らかになっている。滑らかなのが戻る側でこの形状のためロックがかからないので刃先を押すと刃が引っ込むようになっている。

ということは、使っていて刃先に戻す力が働くと、刃が引っ込んでしまうわけで、その場合にはスライダーを抑えて戻らないようにして使うと書かれている。しかし、これは使い方として問題がある。というのは、カッターのスライダーを抑えなければならないとなると、刃を折っていくと保持場所が変わっていくということになってしまい、使い勝手として問題が生じるのである。なんか、かえって事故を誘発しそうな気がする。

このカッターが意味を持つのは刃を出した状態で机の上においておいて足の上に刃から先に足の上に落とした時に、足にめり込む深さが少し浅くなるという所だけだろうと思う。でも、カッターを机の端に置かないとか、置く時は刃を戻しておくとか、当たり前のことをしておけば、この機構が役に立つ事態は発生しないように思う。
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by ZAM20F2 | 2014-06-27 22:09 | 物系 | Comments(0)
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