水滴内の光路

虹の解説図には水滴内の光路を描いているものが多い。それをリアルにやろうとしたのが
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だ。これだと、水滴内相当光路が見えないので、毎度おなじみの栄光色素を入れると
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なる。この写真は秤量瓶をつかっている。ガラスの厚みは瓶の直径に比べてかなり小さいので、内部の水の屈折率で決まる光路をほぼ再現出来ているだろうと思う。

でも、この写真をみて、首をかしげて欲しい。というのは、水の屈折率は1.33、ガラスの屈折率は1.5程度なので、ガラス空気の反射率は4%程度しかないからだ。つまり光は戻ってくることなくほとんど通り抜けるので、上の写真のように、抜ける光が見えない状況になるはずがない。

実は、秤量瓶の一部を鏡面化してあり、その部分で入射光を受けている。鏡面化していない部分に光が当たるようにすると
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となる。これが本来の姿だ。
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by ZAM20F2 | 2014-08-22 22:04 | 科学系 | Comments(0)
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