鉈鎌 本町西 定正

野鍛冶さんというと、小刀なんかより鋤や鍬、それから鉈やら鎌をつくるのが本業というイメージがある。鎌やら鉈の形状は地方により大きな差がある。鉈が東日本系は片刃が多く、西日本系は両刃が多いのはすぐに気がつくところだけれども、柄に対する刃の付き方なんかも、地方毎に随分と違っていて見ていて面白いものがある。
最近では、ホームセンターに行っても、その地方でない場所でつくられた農具が転がっていたりして面白くないのだけれど、でもその土地に根ざして道具をつくっているお店もまだまだ残っている。

定正もその一つ。昨日の野鍛冶さんのところからから甲州街道をそのまま下り、大きな峠を2つ越えた盆地をさらに通り越し、ずんずんと先に進み、金沢宿と上諏訪宿の真ん中あたりをちょっと佐久の方に入ったところにある。

これは、鉈鎌の一種。
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鉈鎌にきちんとした定義があるか知らないけれど、私の頭の中では、鎌のように刃が凹形状をしているけれども、鎌とは違って横から見るとまっすぐな形状になっているような刃物。
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刃は片刃のものも両刃のものもあるけれど、いずれにせよ、普通の鎌より厚刃。鉈に近い感じだ。曲線の形状は様々。今回の写真のより先が曲がっていて地面を叩いちゃっても大丈夫なものもある。藪に入る時など、灌木を払うのになかなか重宝する。

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by ZAM20F2 | 2014-09-03 20:48 | 物系 | Comments(0)
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