鉈鎌 松江 菊信 別誂


定正、國秋に続いて3本目の鉈鎌。同じ名前の刃物が続けて出てきたけれど、見ておわかりのように、3本とも形状が違う。
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定正の鉈鎌を出した時にも書いたけれど、鉈にしても地方毎に様々な形状があって、それらが、その地方の植生に合わせて工夫されたのか、植生とは割と独立に思いつき工夫でそうなっていったのかに興味があり、「比較実験民俗学」みたいなことが出来ないかと思っていたことがある。そんな気分があった結果として初めての土地で刃物屋(と古本屋)を覗くことが多く、その結果妙なものを持って帰ることもある。
この品は、昔、西の島に行った帰りに山陰線で松江まで戻ってきて、米子から夜行バスで帰るまでの間に、街中で見つけた刃物と登山用品の店にあったもの。
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青森で登山用品と写真の店で毛の生えたスキー板を買ったのは前に記したと思うけれど、登山好きが高じて本来の本業に加えて登山用品店を併設してしまうのは、一つのパターンなのかもしれない。
松江の菊信さん、いまでは刃物の菊信さんとアウトドアショップの菊信さんに分かれているけれど、これを買ったのはアウトドア専業になるまえの菊信さんだったと思う。山道具屋さんを兼ねていただけあって、低山歩きにはよい鉈だと思う。
國秋さんの鉈鎌が先は刃がついていないけれど、定正さんのや、この品は先端も刃がついている。このため、編んである鉈カゴには入れられない(カゴに穴が空いてしまう)のが痛いところ。

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by ZAM20F2 | 2014-09-09 21:39 | 物系 | Comments(0)
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