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鏡を撮る

鏡の上に円偏光板を載せた写真を撮りたいと思っている。円偏光板に裏表があることを示す写真を作りたいのだ。
鏡を撮る_c0164709_16380602.jpg

この写真は一方が円偏光板で、他方が普通の偏光板だけれど、これを1組の円偏光板の裏表でと考えているわけである。
ところで、この写真、何やら背景が写っているけれど、絞り込んで背景もみえるようにすると
鏡を撮る_c0164709_16381487.jpg

撮影に用いたカメラが写っているのが分かる。これは、真俯瞰で撮影している以上止むを得ないことだ。
これを回避する一つの手法は、先日作ってみたテープライトのライトセーバーで、それを使った照明では、色味は狂いまくっているけれど
鏡を撮る_c0164709_16381734.jpg

と魔法のようにカメラの痕跡がない写真が撮れる。ただし、この時は鏡の外側には銀レフを置いてある。銀レフを発泡ゴム系の普通の反射率の物に変えると、普通の撮影手法だと
鏡を撮る_c0164709_16382786.jpg

普通に鏡に映ったカメラと鏡の周りが写るのだけれど、ライトセーバーを使うと
鏡を撮る_c0164709_16383011.jpg

鏡の周りが露出が足りなくて暗くなってしまう。今の撮影では、鏡の部分は光源を直接撮影しているような物だから、普通の被写体が相対的に露出不足になるのは仕方がないことである。このため、最初の写真ではレフ板をつかっていた。ついでに、レンズの絞りを絞った時の画像を撮影摺ると
鏡を撮る_c0164709_16383855.jpg

のように、ライトセーバーがレンズの前を横切る時の影が出現するようになる。やっぱり、絞りをかなり開けた状態でないとだめだ。
ところで、ライトセーバーがなかったら、どうやってカメラの映り込みを防ぐかというと、一番単純な手法は鏡を傾けることだろうと思う。
鏡を撮る_c0164709_16441721.jpg

もちろん、傾けただけでは、カメラではない外界の何かが映り込んでしまうので、映り込む先に白い紙を置いている。これでも悪くはないのだけれど、傾けたために、偏光板の一つが滑って縁ににいってしまったのと、僅かに台形になっているのが気に入らない。台形の方はデジタル補正が可能だろうけれども、気分的にまずは補正の必要のない画像を撮影したいものだ。
というわけで、シフトレンズを繰り出すことにした。
鏡を撮る_c0164709_16442134.jpg

白い紙の照明が今ひとつなのだけれど、とりあえず、水平を保ったままでカメラの写り込みは防げそうだ。というわけで、来週末ぐらいに予定の写真に取りかかれそうだ。
by ZAM20F2 | 2014-11-24 16:57 | Comments(0)
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