「情報の相対的価値(あるいは希少性)の低下」した現在における科学趣味ブログの立ち位置についてから

 年末に天文古玩さんが「情報の相対的価値(あるいは希少性)の低下」した現在における科学趣味ブログの立ち位置について文を記されている。確かに、ネット上には様々な情報があふれ、かつては見つけ出すことが困難な情報も目にすることが出来るようになった。
 しかし、その副作用としてネット上にあふれている情報の取捨選択は情報の増加につれて難しくなっていく。もちろん、検索サイトは存在するが、検索結果は万人向けの情報であり必ずしも趣味にあった情報が得られるわけではない。それよりは、よく知っている人からの個人的な情報の方が面白いもにに行き着く確率が高いように思う。
 昨日に「小国民のためにでは、ネット上ではない情報の話を出したけれども、ネット上でも事情は同じで、万人向けではないけれども、限られた人にとっては興味深い情報を出してくれるサイトがある。天文古玩さんもそんなサイトの一つだ。私は天文趣味がないので全部が重なるわけではないけれども(万一全部が重なっていたら、それこそネットオークションの競合相手になるから重なっていない方が互いに幸せだろうと思う)、子ども向け科学の本などは天文古玩さんの記事を見て入手し、そこから横に拡がったものもある。「レモンと実験」もその一冊で、天文古玩さんで紹介されているのを読んで、そのまま日本の古本屋にアクセスしていた。
 個人的な印象からは、科学教育系の教えたがりサイトよりも、趣味系の書いている本人が自分でも面白がって書いているサイトの方が貴重な情報が含まれていることが多い。もちろん、それらの私にとって貴重な情報は、興味のない人にとっては価値のない情報でしかないのだけれども、必ずしも多数派には属さない情報が存在しているというのは大切なことだ。
 このブログは、多分写真が先にあって始まったのだと思う。その少し前に、知り合いから、「Web上にフリー素材の科学写真があるといいねぇ」などという話をうけ、スリットの干渉などを撮っていたのを、そのままだと死蔵することになるので出しておくかなぁなどという気軽な気持ちで始めている。そして、いまだに、多くの記事は写真が先にあって、気が向いた順に上げていくという状況が続いている。とはいえ、手持ちのネタには限りがあるので、同じコンパスやら風景が上がることが増えてきているの。まあ、マンネリ感はあるけれども、一方で、この何年かで小物の撮影(というか照明)手法も少しずつは変わってきているので、自分の芸の変化の記録としては意味がありそうだし、また、その辺りの風景も(春夏秋冬さんが少し前に書かれているように)結構経時変化をしているので、ある時代のスナップショットとして表に出しておくのも意味があるのかと思っている。というわけで、今年も自分で楽しんだ内容を出していけたらと思っている。あとは、興味を持ってくれる人にお任せするとして。

※こんな感じのブログにもコメントを下さる方がいて、それによって自分の世界が拡がるのは有り難いことだ。東芝サロンを上げておきながら講師の方が自由学園なんて気がついていなかった迂闊な人間なので、天文古玩さんからコメントを頂いて、なるほどと思っている(で、他の会社の宣伝冊子はどうだったのかが気になって、どこかで見つけたら買ってしまいそうだ)。また、「小国民のために」には、ご近所さんから、手元にないものをお貸し下さるとのメールを頂き感謝している。
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by ZAM20F2 | 2015-01-04 19:28 | 文系 | Comments(0)
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