索引はどう使うか

少国民のためには(全部を確認した訳ではないけれども)きちんとした索引がついている。そして索引がついているだけでなはく、「索引とは何か」と「索引はどう使うか」という文章が掲載されている。
これについては、すでにミクロワールドサービスさんの本日の画像2012年10月1日に掲載されているので、それをご覧下さればそれでおしまいにしてよい話なのだけれど、ふらふらとテキスト化してしまったのと、少しばかりの蛇足があるので、続けることにする。
まずはテキスト化してしまった部分。

索引(さくいん)とは何か
一つの書物にはいろいろな事柄が書いてある。また同じ事柄、同じ物についても、方々に違った話が出て来る。一度読んだだけで、どこにどんな話がかいてあったか、それを一々こまかく覚えていることは誰にしてもできることではない。だから、どの話がどこに出ていたか、それがすぐにわかる手引きがあると非常に便利なわけである。索引(さくいん)とはこの手引きである。

索引はどう使うか
しかし、索引は唯忘れていた話を思い出すばかりに役立つものではない。一つの本の中では、同じ物についての話が飛び飛びに出ていることが少なくない。そういう場合に、本を読み終えてから、索引をたよりに読み返してみると、飛び飛びに書いてあったことが、頭の中で一つにまとまって来る。そればかりではない。諸君がこういう本を何冊かお読みになると、例えば海の話の中に出て来たことと風の話の中に出て来たことと、二つの間につながりがあるのに気がついたり、或いはまた島の話と地球の話とに共通なものがあるのに気づいたりされるであろう。そういう場合に、索引を使って、そのつながりのある事柄を両方読みあわせて見たまえ。諸君は、かけ離れて見える事柄の間にどんな密接なつながりがあるかを、正確にしるであろう。
また両方に通ずる真理のあることにも気がつかれるであろう。
こうして、いろいろな本を読み合わせてゆくうちに、ほっておいたらバラバラなままでいる知識が段々結びついて来て頭の中に網の目のようにつながりあって来る。-そしてこれこそ、諸君の知識が科学的になって来るということなのである。
石を寄せ集めたように、いろいろな知識をただ集めても、ほんとうの知識にはならない。


ミクロワールドサービスさんも指摘しているように、いろいろな本を読み合わせてゆくうちに(ここは、もう少し広く本だけでなく実験や観察も含めた全ての経験と考えた方がよいと思う)知識が網の目のようにつながり、それが知識が科学的になってくるということであるという指摘は非常に重要なものだ。

さて、蛇足部分だけれども、ミクロワールドサービスさんで紹介されている「海と魚-潮目の話」の中には海流についてはシリーズの海流の話を読むようにとのポインターがある。また、未入手なので、確認はしていないが、シリーズの末広さんの魚の話にも海と魚や海流の話に関するポインターがあるのではないかと思っている。

実は、少国民のためにのどの本を取り寄せようかと考えたときに、海流と潮目と魚と、なんで類似した内容の本を揃えているのだろうと不思議だったのだけれども、これは、上記の索引の使い方を実際に行えるようにとの編集部の仕掛けであるようだ。そんな目で眺めてみると、トンネルを掘る話の中に、トンネルを掘る対象となる山については山の本を見ろと書いてあることも、(まだ読んでいないけれども)測量を含めた地図の話があるのも、一連のシリーズとして企画されたと考えられるのである。

これは、まさに編集部のきちんとした仕事だ。
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by ZAM20F2 | 2015-01-06 20:55 | 文系 | Comments(0)
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