回折格子分光器の入り口と出口

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写真は10cmの回折格子分光器を上から見たところ。これは、大昔にある企業で使われていたものだ。
左の外側にあるノブが波長調整用のもので、ノブを回すと左上に回折格子の角度が変化する。
上下に入射、出射口がある。白く見えている物体はスリット幅を調整するマイクロメータの回転部分だ。さて、少し前に出したように、このような分光器に使われている回折格子はプラス1次とマイナス1次の回折効率が非対象なので、上と下の入り口から光を入れた場合にことなった挙動をする。入り口と出口を間違えると性能が発揮されないのだ。この分光器は蓋に入り口と出口のシールが貼ってあるのだけれども、蓋を180度回しても問題なく取り付けられてしますという設計のため、蓋を外してどちらがどちらかわからなくなると、少し途方にくれることになる。
途方にくれるのを止めるにはどうすればよいかというと、回折格子の法線方向から懐中電灯で照らしてどちら側の回折が強くなるかを見ればよい。その結果、画面下側が入射口で外側は出射口となった。逆だと、回折格子で生じた散乱が出口スリットに到達するようで、迷光の出方がかなり大きくなるのも確認された。
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by ZAM20F2 | 2015-01-17 21:43 | 科学系 | Comments(0)
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