異常偏光色(2)

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前のエントリーに出した青色の色素、アナライザーをはずすと
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と青色のまま。着色は複屈折によるものでなく、物質の吸収色であるのは、前の色素と同じ。
前の色素に関して、偏光子は色に影響しないのかという質問を受けた。その時は、曖昧なことを言ってしまったのだけれど、基本的に検光子を抜いてしまえば、複屈折由来の発色は生じないはず。
質問をされた方は、見た目が淡色のものが偏光子を通すと急に濃色になることがあると話していたのだけれど、これは、多分、吸収異方性で説明つくだろうと思う。もし、一方の偏光に対しては強い吸収をするけれども、垂直方向の偏光は素通しの塊があると、無偏光状態ではほぼ50%の光は透過してしまうので、かなり淡い色になる。そして、偏光子を入れて、吸収の強い偏光だけになると、ほぼすべての光が吸収されるので、一気に濃色になる。
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by ZAM20F2 | 2015-05-28 21:27 | 顕微系 | Comments(0)
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