越前純雁皮2匁生

c0164709_19432084.jpg


薄手の雁皮紙。鋭敏色板を入れている。紙の方向を45度傾けると全体的に色が青色側に、
c0164709_19432600.jpg

そして、逆方向に45度傾けると黄色側に色が振れる。
c0164709_19433071.jpg

他の部分で試しても同じ傾向だ。こうなるためには、1本の繊維が光学異方性を持っていて、なおかつ、繊維の方向が平均として揃っている必要がある。

少し前のテレビ番組で、鎌倉のお寺で使っている写経用雁皮紙が、紙を漉く時に簀桁(すけた)を前後左右でなく、一方向にのみ動かすことにより、繊維の方向が揃っている(その方が薄くなるらしい)というのを見て、商売柄、細長い物が揃う話には反応してしまうので、それを確かめてみたくなったのだ。
捜した範囲で、テレビで紹介されていた紙は入手出来なかったのだけれども、薄手雁皮紙でたどり着いた紙。全体的にはならんでいるけれども、それと垂直な繊維も見られる。考えて見れば、完全に同じ向きになっていると、すごく裂けやすい紙になる。平均として並んでいても、かなりの乱雑さがあるのは、紙として当然のことだろう。

お店で、ならんでいるか確かめたくなって、手持ちの偏光板を取り出してチェックしようとした。残念ながら確認できなかったのだけれど、お店の人は何をやっているのか不思議だったらしく、レジでセロテープを挟んで色をつける実演をすることになった。

[PR]
by ZAM20F2 | 2015-06-17 19:45 | 物系 | Comments(0)
<< 雁皮機械漉き薄手 本日入荷 >>