まちがっているのだけれど

長岡科学技術大学のKawaii理科プロジェクトとやらが、テレビにでて偏光板の間にセロテープをはさんでの着色をやっていたのだけれど……、説明として最初の偏光板で直線偏光になる(ここは正しい)、複屈折物質でプリズムと同じように、光が波長毎に分かれて(分かれない)、しかも波長毎に直線偏光を保ったまま振動面が回転する(直線偏光ではない、所謂旋光性の回転とはまったく違った現象)、そしてもう一枚の偏光板で、透過軸と平行な波長のみ透過する(間違い)と説明していた。

これ……、どこかの科学教室で原理を理解していない人が説明するなら、まあ、笑うしかないけれども、一応、大学の、それも助教の説明としては駄目すぎる。本人が、上記の説明が正しいと信じているなら、助教の看板を下ろした方がよいレベルの無知さだし、原理は分かった上で、子ども向けの説明として上記のような説明を考えたのなら、自分らの行為が反科学的なものだときっちり認識すべきだ。こんな説明で物事が分かったかのような気になることは、きちんとした学習意欲をそいで、将来的には子供を科学から遠ざけてしまう危険性をはらんだ物なのだから。

それにしても、実験教室の人々は、どうして学校で習うことの理解を深めるような科学実験ではなく、目先のことだけで、その年齢の子供にはきちんと原理が説明できないような実験をやりたがるのだろう。如何に迷惑な行為であるかを考えたことがあるのだろうか。
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by ZAM20F2 | 2015-08-16 08:32 | 文系 | Comments(0)
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