改訂版

50年ぶりに改訂版が出たというので買ってきた。
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パラパラとめくりながら、「石炭紀って古生代だったんだ」などと、生物系知識の欠如を感じながら読み続ける。

物語は淡々と進んで行く。決して、大げさにすごさを強調することはない。生命大進化なんて、テレビからあふれてくるようなキャッチコピーもない。確かに、生命の歴史そのものがすごいんだから、それを淡々と伝えるやりかたが、すごさを素直に染みこませる最適の方法に思えてくる。

物語りはオープンエンドだ。25年前に買った田舎の家での生活の物語を語り終えた著者は、続きの物語を読者に委ねている。こんなところにも、読み継がれている秘密がある気がする。安直に物語りの種明かしがされてしまえば、すべてはそこで終わってしまう。でも、物語りに先があって、それを委ねられてしまったら、自ら歩いて行こうと考えるようになるものだ。

改訂では年代や新に分かったことなどの内容を変更しているらしい。確かに、地球の成り立ちや、恐竜が何であったかなんかの話は随分と変わっている。科学絵本の宿命かもしれないけれど、特に改訂されたことを感じることなく読めるのは改訂として成功している気がする。

変わったと言えば、最近は日本でも恐竜の化石が見つかっている。
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は大昔の地学の教科書だけれど、日本列島には中生代の地層がほとんどないと記してある。この教科書より随分後に子ども向け恐竜の本を読んだ記憶があるけれども、そこにも、日本では恐竜の化石はほとんど出ないと書いてあった記憶がある。
いつの間に、日本でも恐竜が出てくるようになったのだろう。地層の年代などは、古典的な方法でわいときっちりと決まっているのだろうと思っていたのだけれど……

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by ZAM20F2 | 2015-09-10 21:18 | 科学系 | Comments(0)
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