現代版

リニューアルオープンは知っていたのだけれど、夏休み中は混雑してそうなので敬遠して、ようやく覗きに行ってみた。
c0164709_08534988.jpg

特別展は当然のようにスルーする。リニューアル対象は地球館だけれど、変わったところも変わっていないところもある。
その地球館の1F、入ってすぐのところに地球史ナビゲーターという展示スペースが出来ている。
c0164709_08540729.jpg
円形のスペースで、宇宙の始まりから地球の誕生、そして生物の進化、人類の進化を現在まで連続して見せる展示で、上側はプロジェクターを使ってリアルではない画像のアニメーション、そして下には化石やら工業製品やらが時代順にならんで説明が記されている。
最初は宇宙の始まり
c0164709_08541390.jpg
c0164709_08583170.jpg
c0164709_08581036.jpg

続いて地球が誕生する
c0164709_08541802.jpg
c0164709_08542881.jpg


その後に生物が現れて地上へと進出していく。
c0164709_08544347.jpg
c0164709_08544938.jpg
c0164709_08565534.jpg
c0164709_08570616.jpg
アニメーションは一つの画面位置でも複数が時代順に繰り返し再生され、それより右側の場所では、より下った時代のアニメーションが繰り返されている。人の歴史も順を追って展開していく。
c0164709_08592164.jpg
c0164709_08592429.jpg
c0164709_08592897.jpg
戦争も見せているのはすごく評価出来るところだ。
c0164709_08594129.jpg
そして、だんだんと見慣れた光景になる。

c0164709_08594818.jpg
この辺りになると現代という感じだ。
c0164709_09084291.jpg
下の展示物も現代製品となる。
c0164709_09084657.jpg
そして、さらに、
c0164709_09085184.jpg
c0164709_08595275.jpg
c0164709_08595551.jpg
アニメーションと、バックグラウンドの音楽は、ともにのほほんとした印象で、ほんわかと、物事の始まりから今までを見ることが出来る。

しばらく眺めていて、気がついたんだけれど、これって、少し前に改訂版が出版された「せいめいのれきし」という絵本を現在の知識と手法で表現しているんじゃないってこと。それぞれの場面での一つのアニメは、まさに生命の歴史のそれぞれの頁。それが、古生代やら中生代ごとに、定まった場所で順番に回っている。

「せいめいのれきし」、改訂版は科博の真鍋さんが監修者になっていて、図書の8月号によると真鍋さんは生命の歴史の愛読者だそうで、そこから想像するに、地球史ナビゲーターの企画立案にも関わっているのだろうと思う。なにしろ、2人の人が歩いて行く最後も、まさに、「せいめいのれきし」を彷彿とさせるオープンエンド。押しつけがましくない、各々のアニメも良い雰囲気で、よい展示だと思った。

ただ…………、個人的な趣味からは、不満なところがないわけでもない。一点目は下にある展示が暗くて見づらいこと。下の展示の照度を上げてしまうと、上のスクリーンが見にくくなるためかもしれないけれども、ちょっと暗すぎる。できれば、スクリーンの下端ぐらいに庇のようなものを作って、その先端に下向き照明をつけるようにすれば、下の展示も見やすくなるように思う。

2点目は部屋の真ん中に邪魔なものがあること。ひまわりの予備機とアロサウルスらしいので、じゃまなんて言うと怒られるかもしれないけれど、この部屋の展示は、ゆっくりと座りながら眺めたいものだ。そうなるとソファーが欲しいのだけれど、各々のスクリーンの前では一部しか眺められない。真ん中にある邪魔なものの替わりに、円周状で2~3段の椅子の山があったら、もっと楽しめるだろうと感じている(けど、そんな需要は少ないかもしれない)。

3点目はアニメが勝手に切り替わってしまうこと。これは……展示の性質上仕方が無いのだけれど、もっと細部もみたいなと思っている間にアニメが切り替わってしまうのは有り難くない。絵本だと気に入った頁をじっくりと見られるのだけれど、それが出来ないのだ。一つの画面を数分も止めていたら、多くのひとが飽きてしまうのは分かるけれども、今のタイミングで切り替えてしまうのは勿体ない気がする。いっそ、この展示のために作ったアニメと展示品を使って、現代版「生命の歴史」の絵本を作ってしまうか、映像作品にしてもよい(その時は画面を任意の所で止められるように。)のではないかと思う。

ところで、アニメは10分間で一巡して、1時間に1度別の画面が出るらしい。これはちょっと微妙。部屋の中の人の動きを見てると、流石に1時間も居着いている人は、いなさそうだし、それから一つの画面の前に10分もいないと思う。それをかんがえると、もっと単純案シークエンスの方がよい気がする。この作品はアニメーターさんが作ったらしいけれども、この手の人にとっては単純過ぎるものは作品としての価値が下がるのだろうけれども、この展示は、あくまでも時間の流れを感じさせること。そのための最適化がなされているかは科博側の判断なのだけれど、どういうプロセスで構成が決まったのだろうか。







[PR]
by ZAM20F2 | 2015-09-20 09:10 | 科学系 | Comments(0)
<< その他リニューアル エアリー風 >>