僕らの理科実験、表紙をめくると何葉かの写真の頁がある。
その一つのタイトルは三郎さんの実験室。
本文中にも整理された実験台の図があり、さらには消火砂まで用意せよとのこと。
家庭内での実験を推奨し、それも火が出ることが前提となっている。
とはいえ、家が燃えたり、怪我をしてはだめなわけで、そこらあたりは、ちゃんと失敗談を入れて釘を刺すようにしている。たとえば、○○さんの失敗の図は火薬の爆発。
もっとも図からは失敗感はあんまり伝わっては来ない。
こちらは、友人に見せようとして失敗しているの図。これなんか、フラスコ内に空気が残っているところへの引火だから、一歩間違うと大惨事の気もする。これは第1章の実験の際の心得への中だけれども、なかには、薬さじの作り方なんて実用的な話も掲載されている。
もっともこれは手始めで、その後には、そこまでやるのかという細工が出て来るのではあるけれども。