僕らの理科実験(V)

第5章は火の話。タイトルは加熱に使うランプの話で、章の表紙も照明用のランプが出てくる。
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中をみても、ランプの芯の話なんかが出てくる。

それにしても、平芯と丸芯の話をこんなところで見るとは思わなかった。芯自体は両方とも平べったい布のテープなのだけれど、平芯では、そのまま芯として使っているに対して丸芯は口金が円形で平たい芯を丸く輪にして使っている。燃焼部分の実効長が丸芯の方が長いので明るくなるし、どの方向からでも明るくなる。一方で、ランプの口金の構造が複雑になるので、ちょっと高級品で値段が高い。
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この図、平芯の方はホヤが膨らんだ形状なのに丸芯の方はストレート形状になっている。ホヤが膨らんでいるのは、ランプをつけた時に、ホヤが暖まる前に炎がホヤのガラスの方に伸びると、熱でホヤが割れることがあり、それを減らすためなのかなと思うのだけれど、丸芯の方がストレートなホヤなのは、炎が暴れないのか(平芯で先が平でないと暴れやすい)、それとも高級品なので耐熱性のよいガラスを使っているためなのかどちらだろう。


今ではアンティークとしてのランプがほとんどすべてだろうと思うけれど、30年ぐらい前には茅野のガラス屋で飾り気のない
実用品のランプを売っていた。ホヤも部品として売っていたので、頼まれて何度か買いに行ったことがある。その店は山小屋のおじさんから教えてもらったのだけれど、同時に頼まれたガス冷蔵庫は、結局見つけることができなかった。

ほんの中には、照明ランプを使った加熱や、ろうそくを使った加熱もでてくる。
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このあたりは、実用的なところなのだろうと思う。

もちろん、アルコールランプやガスバーナーなどの本格実験器具も出てくる。
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ブンゼン灯は分解図とともに、空気の入れ方による焔の違いも出ている。
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でも、酸素少なめのすすが多い焔は硝子管をなます時ぐらいしか使う気はしないので、もう少し小さめの扱いでもいい気もする。

アルコールランプでは、風防の工夫や吹管ランプも紹介されている。
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風防は今でも実用的かなと思う一方、吹管の方は、ブンゼン灯があれば必要ない気もする。あるいは、ガスが一般的でない時代の工夫の一つだったんだろうか。
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普通に売ってた品か分からないけど、インキ瓶を使って作る話もあるので、そこらに転がっていたものでは無さそうだ。
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火の元が出てきたところで、次はいよいよガラス細工でとなる。


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by ZAM20F2 | 2016-02-22 22:03 | 科学系 | Comments(0)
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