人気ブログランキング | 話題のタグを見る

クロス回折格子フィルム

光洋は光学用品を扱っている会社で、エドモンドの品なども日本支社ができるまでは光洋が一手に扱っていた記憶がある。エドモンドは、エドモンドオプティックスとして、光学部品屋のふりをしているけれど、もともとは、理科学おもちゃ屋さんという印象を持っている。昔のカタログには、バイメタルを使ったジャンピングディスクとか、大気観測用気球の3mになるやつなんか、ワクワクするものがあった。そういう意味では今のカタログは役に立つかもしれないが、昔ほどおもしろくない。
のっけから話がそれてしまったけれど、その光洋で売っているのがクロス回折格子。530本/mm。エドモンドオプティックスでも1000本と500本の普通のものを売っているが、Web上は今はクロスはない気がする。
このクロス回折格子をU20で撮影したのが
クロス回折格子フィルム_c0164709_20373652.jpg

照明はコンデンサは絞り込み、またケラー照明にはならないくらい下に外し、そして、視野絞りも絞り込んでいる。このときのコノスコープ像は
クロス回折格子フィルム_c0164709_20433967.jpg

このときは絞りは開放だ。絞りをだいぶ絞り込んだときの画像が
クロス回折格子フィルム_c0164709_20382964.jpg

対応する(であろう)コノスコープは
クロス回折格子フィルム_c0164709_20442443.jpg

全体が青っぽいのは、赤い部分が切れ始めているためではないかと思う。
さらに絞りを絞ると画像は
クロス回折格子フィルム_c0164709_20445134.jpg

となる。左上のゴミが共通だから同じ場所を撮影しているのは納得してもらえると思う。そして、このときのコノスコープ画像は
クロス回折格子フィルム_c0164709_20452009.jpg

と回折光が一切入らない状況になっている。


by ZAM20F2 | 2017-02-16 20:55 | 顕微系 | Comments(0)
<< 一部出現 絞り動作 >>