液晶パネルへの結線数

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電卓の液晶パネル。8桁表示で、小数点や3桁単位の「'」記号もあるので、1桁あたり9個の別々の電極が必要になりそうだ。
すると、8桁×9と、反対側の電極1で合わせて73本程度の接続が必要になる。
だけど、分解してみたものをしげしげ眺めても、28本しか線が見当たらない。そして、さらによく見ると、そのうちの1本は接触していなくて、実際に使われているのは27本しかない。パネルの電極に比べると数が全然足りていない。
本数を減らすには……ドットマトリックスみたいな表示をすれば良いはずだ。単純なドットマトリックス電極には走査電極と信号電極があり、走査電極に順繰りに電圧を掛けて、そのタイミングで、その走査電極の上で表示したい信号電極にのみ電圧がかかるようにする。
電卓のパネルはドットマトリックスでは無いけれども、各桁を走査電極とすれば、走査電極が8本と、パターンを出す信号電極9本で合計で17本の電極があれば表示が出来る。

ただ、単純な駆動にしろ、走査電極を使う方式にしろ、結線があるのと反対側に導通させなければならない。というわけで、パネルをしげしげ見ると
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パネルの結線側に黒い点が3つある。それ以外の妙なところはないので、この3点が反対側の電極に導通している点であろうと考えられる。ということは、走査電極は3本ということになる。
調べてみると、走査電極3本の場合は信号電極3本でセグメント表示が可能である。
ということは、走査電極3本と信号電極3本×8=24で27本でOKということになる。
表示には、最初の-符号や、メモリーのM、エラーのEなどがあるのだけれども、そこの分は、3桁毎の「'」が、下の2桁程度は不要だし、一番上の桁の左側も不要なので、それでカバーしているのではないかと思う。



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by ZAM20F2 | 2017-03-26 18:02 | 液晶系 | Comments(0)
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