憲法を変えて高等教育を無償化するという話について

憲法を変えて高等教育を無償化すると言出した人がいる。この話を聞いて、直感的に感じたのは「無償化ついでに、大学の教科書も文部科学省検定にしたい」のだろうなぁということ。
なにしろ、子どもの貧困をはじめとするいろんな教育に関わる問題が出ているのに、それに対する手当をしていない状況を見れば、教育に興味もなければ、金をかける気もない人であるのは見て取れる。それにも関わらず、お金が必要なはずの高等教育の無償化を打出すというからには、教育をよくすること以外の本当の狙いがあるはずだ。
大学等の教科書も文部科学省検定品だけになれば、大学から人文社会系の左がかった講義を一掃できるだろう。また、政府にとって都合の悪い法律解釈も、教科書から除去できる。教科書検定官さえ押えておけば、そこらの学者が何をいっても犬の遠吠えだ。そうすれば、極東の島国が次に戦争で負けるまでは、今の方向性も安泰というわけだ。これは、なかなかに狡知に長けたアイデアといわずばなるまい。
ついでに、理工系の教科書も検定品になって、御用学者のご意見に反する考えは教えることが禁止され、原発は2度と事故を起こさないなんてことが真理として語られ、理工系学問がお金になりそうな偏った分野に特化して世界に遅れていくようになるかもしれない。最後のは、外からだったら、おもしろがって見ていてもいいかなとおもうのだけれど、極東の島国の住人である身としては、話の進みを注意深く見ていく必要を感じている。

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by ZAM20F2 | 2017-05-11 21:08 | 文系 | Comments(0)
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