かわいげなし

前のエントリーで振り子の街は購買力があると記したけれど、ふらっと覗いた金物屋さんにも、その気配があった。
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奥の方の包丁コーナーには、正本がごろごろと並んでいた。まあ、ごろごろとあるということは(最近は)そんなに売れていないということなのかもしれないけれど、でも、これだけ取り寄せているということは、わざわざ買う人々が存在しているということ。

まあ、正本の包丁は、料理で飯を喰っている人も使うような品だから、普通の人の購買力とは直接つながりがないのかもしれないけれど、でも、この店には、何気なく三つ葉鋏もおいてあった。
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なかなかコンパクトな一品。「刃物あそび」の「上質なはさみの衰退」に取り上げられているやつだと思う。良い鋏なんだけれど、問題が一つあった。
値段にかわいげが見当たらないのだ。
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眺めるだけ眺めて、買わずに帰ろうと手に取ったら、驚きましたとも、思っていたより遙かに軽い。刃が薄く作ってあって、でも、しっかりしている。なにしろ、2007年レベルで既に消失しかけている品。それから10年たって巡り会うのは奇跡に近いのかもしれない。というわけで、方針を変更した。
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by ZAM20F2 | 2017-11-03 07:53 | 物系 | Comments(0)
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