SmAからSmC*への相転移

SmA相では分子は層構造に垂直だが、SmC相になると、層法線方向から傾く。分子が不斉構造を持たない場合には、傾き方向は変わらないが、分子が不斉構造をもっていると、傾き方向は層から層へと回転していく。SmA相から、SmC相への相転移には1次の場合と2次の場合がある。1次の場合には、傾き角は0度から45度に近い値に一気に飛ぶことが多い。それに対して、2次の場合は0から連続的に温度の低下とともに増加し、30度弱で収束する傾向がある。
以下の写真はキラルのDOBAMBC。世界で初めて意図的に合成された強誘電性液晶である。左側は空気である。
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これは、SmA相。




少し温度が低下すると、
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左下のあたりが微妙に不均一になっている。
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画面中央に層に平行な模様が入った。また左側に微妙に色が付いている。
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右側の明るい部分も明白に縞模様が出はじめている。
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より、縞模様が出はじめている。
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傾き方向の周期構造による縞模様が見えるようになった。
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縞構造がはっきりとしてきた。
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SmCになって、傾きが大きくなると層間隔が短くなるので、層構造が変化してくるので、なんとなく、組織が変わってくるようになる。
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by ZAM20F2 | 2008-08-19 20:39 | 液晶系 | Comments(0)
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