ドメインサイズと降温過程

等方相からSmA相に転移する液晶を、等方相から適当な速度で降温すると
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といった感じで、普通は、小さめのドメインとなる。ちなみにセル厚は5μm程度。ポリイミドをコートしてラビングしていない表面である。
で、これだと、ドメインが小さくて観察しにくいので、ドメインを育てることを試みる。
等方相からSmA相の転移は1次転移なので、ドメインサイズ、すなわち結晶の大きさを大きくするためには、転移時に発生する核をへらして、少ない核を育てればいいはずである。
そこで、一旦昇温する。使っているホットステージがセルの中心と周囲で0.1℃程度は温度の違いがあるのを利用して
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こんな状態を作り出し、そして、それから、徐冷する。
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モノドメインからはほど遠いけれど、最初に比べれば、かなり大きなドメインが出来ている。重要なことは、温度を落とすのに、決まった速度はなく、必要な組織を作るのに必要な速度は、見ながら決めなければいけないということ。
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by zam20f2 | 2008-10-21 08:28 | 液晶系 | Comments(0)
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