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OLYMPUS AIR A01 オープンプラットフォームカメラでの複写と接写(中高倍率編)

前回の低倍率編に続いて、中・高倍率編。
AIR A01自体を三脚座に取り付けるのは、安定性や強度で不安があるのだけれども、カメラ側の三脚座を使う場合には、本体が軽量でコンパクトなのでバランスがよい感じになる。
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用いた被写体は、都合よくも、その辺に転がっていたゾウムシ。大きさはボディーが2cm弱だ。
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これはOM80マクロでの撮影。撮影倍率を1倍にしたのが、
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さらに専用のクローズアップレンズをつけると倍率は2倍になる。
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続いて、OM38mmでの最高倍率。
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そしてOM20mmでの最高倍率。
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ここまではOMマウントのレンズだけれども、OMにはRMSアダプターがあるので、それをつかって、ミノルタの12.5mmをつけてみた。
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撮影風景はこんな感じだ。
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OMのエクステンションチューブは115mmまでなので、これ以上の倍率にするには、ベローズを持ち出す必要がある。というわけで、持ち出したベローズだけれども、A01が軽量のこともあり、普通の複写台でどうにかなっている。実は、高倍率の拡大撮影用に普通より剛性の高い台もあるのだけれど、ほとんど出番が無くなるのではないかとさえ感じている。
ミノルタの12.5mmをベローズで使ったもの。
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そして、ついでにMPlanELDWの40倍対物を取り付けてみた。
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厳密では無く鏡筒長を210mmにしている。これで、

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のように撮影出来てしまうのだから、なかなか驚異である。



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by ZAM20F2 | 2015-03-30 21:22 | 科学系 | Comments(0)

OLYMPUS AIR A01 オープンプラットフォームカメラでの複写と接写(低倍率編)

昨日のエントリーではA01を顕微鏡に取り付けたけれど、今日は、A01を使って低倍率の複写を試してみた感想を記そうと思う。

A01には三脚穴はついている。しかし、円筒の側面であるために、取り付けて安定性が良い感じにはならない。また、本体がコンパクトで、三脚ねじあなも本体にねじで留めてあるみたいなので、あまり重いレンズをつける気にはならない。

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Web上にあるOLYMPUSのFAQでは4/3-μ4/3アダプターを使っての4/3レンズの使用には対応していないことになっている。でも、μ4/3レンズの持ち合わせはないし、FAQを読む前に買い込んでしまった変換アダプターがあるので、手元の機材で試してみた。試した3本の4/3レンズは動いている(12-60ズーム、35mmマクロ、25mmパンケーキ)。絞り制御も出来ている。ただし、メーカーが非対応といっているからには、自分の判断で使うかは決めなければならないところだろうと思う。

MFでのピントあわせはデジタルズームが役に立つ。もう少し高い倍率で見たいのは顕微鏡撮影と同じだ。

というわけで、A01にZD12-60を取り付けて撮影してみた。Mモードだけれど、きちんと、絞り値も、シャッター速度も自分で選択可能である。
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撮影した本はしばらく前に、天文古玩さんで紹介されていたもの。 天文古玩さんWebを見て興味を持つ本は、たいていは手元になく、Webを拝見してから日本の古本屋にアクセスすることになるのだけれど、これは、珍しく書庫から引きずり出してきた。出た当初ぐらいに買い込んだ本だ。というわけで、久しぶりに読み直しをしている。

ついでに、端末側の画面が気になる方もいると思うので、シャッターを押す時の画面をお目にかけよう。
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画面上にあるシャッターを指で押したところである。今の場合は、カメラをセットした撮影台においてあるので、そこを押すと振動が生じるが、台から話して手持ちでやるのが普通で、シャッターにより機械的な振動が生じることはない。ついでにもう一枚。

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先ほど違って指が写っていないようにみえるけれども、中の方の画像を見ると指が写っている。何をやったかというと、シャッターを押して、AF調整が作動し始めた時に指を画面の外に外す。すると時差を持ちながらあ、デバイスに写るデバイスの画像から指が消えていき、だんだんと中に写っていきながら、あるタイミングでシャッターが落ちるという状況だ。シャッターのタイムラグはコンマ何秒かあるので、それで中に指が写っているということは、画面のリフレッシュはそんなに早くないことを示している。

ついでに、マニュアルフォーカスで指が抜けるかを試してみると、直ぐにシャッターがおりるので、一番外側のデバイス画像にも指は写ってしまうのだけれども、この時は撮影時に背景がシャッターがおりるみたいに暗くなっていくようになっていて、写真にすると、画面の半分が切れたような図柄になる。
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AFとMFでの、シャッター時の動作の差、なんのためだか謎である。


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by ZAM20F2 | 2015-03-29 17:10 | 科学系 | Comments(0)

OLYMPUS AIR A01 オープンプラットフォームカメラを顕微鏡につけてみる

少し前に、発売延期に関するエントリーを書いた品が手元に届いた。すでにWeb上にも使用感などが掲載されはじめているけれども、それらで紹介されている用途は個人的な使用目的とずいぶんと異なっているので、ここでも紹介する価値がある気がする。

このブログにしては珍しく品名を書き込んだのは、検索に引っかかった方がよいかと思案したため、通常だったら、4/3システムを実質的にやめてしまったメーカーから発売された、振動要素のない顕微鏡に取り付け可能な撮像素子なんて書き方しかしていないと思う。接続、その他の話はほかのサイトをみていただくとして、ここでは顕微鏡への装着とマクロ撮影に限って話を進める。(Bluetoothが接続するのに、その後のWi-Fiが駄目な場合は、端末側が他のWi-Fiに接続してしまっていないか確認せよ)

本体は、ボディーキャップレンズにも対応しているので、cマウントアダプターのように、電気接点のないものをつけても問題なく作動する。オリンパスでもニコンでも現行機種は等倍でCマウントのポートが取り付けられるので、そこにC-μ4/3をはさめば問題なく取り付けられると思う。
残念ながら手元にあるのはOptiphotoで直接Cマウントの等倍アダプターがないので、Cマウントカメラ用の等倍プロジェクションレンズとCマウント鏡筒(前に写真で出したものだ)で取り付けてみた。
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Cマウントの等倍プロジェクションレンズは視野数が16なので、4/3では長辺の長さにも足りない。実際に試してみると、18mm程度はあるようで、長辺の中央はカバーするが対角線にはまったく不十分な状態になる。
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A01にはデジタルズームがついているので、それを使えば、見た目はけられのない画像が得られる。ただし、撮影範囲は狭くなる。
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使っている三眼鏡筒が根元部分が取り外せるので、はずして上にA01を(Cマウントアダプタはつけて)載せてみた。
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この状態でピントはほぼあっていて、そして、等倍でもけられのない画像が得られる。
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この鏡筒の焦点面位置をきちんと確認しないといけないけれど、本体が鏡筒とほぼ同じ径なので、適当なテープを巻けば十分固定できるので、焦点面さえあわせられるなら、簡便でよい組みあわせになるだろうと思う。

顕微鏡カメラとして考えた本体の使い勝手は、
1,電子シャッターなのでシャッター音はないはずだが、初期状態では内蔵スピーカーからシャッター音がする設定になっている。無音にする設定はできる。ただし、無音にするとシャッターを切ったタイミングが分からないので、最小音設定にする方がよい気がする。
2,カメラはUSB給電で、撮影時もUSB接続をしておけばバッテリー切れの心配がないと思っていた。しかし、確かめてみると撮影と充電は排他的という謎使用になっている。またUSBを通してコンピュータから画像ファイルの取り出しができるけれども、それも撮影と排他的だ。撮影時は給電も、コンピュータからのファイル参照もできない。逆に、コンピュータに繋いだ状態からは、Wi-Fi接続が出来ない。これは、ハード的な問題でソフトではどうにもならないだろうと思う。次の機種では、どうにかしてほしいところだ。なお、廃棄時にはバッテリーを取り出して捨てろという指示があり、そのやり方を見ると、交換部品としてバッテリーの供給があれば、十分に対応できそうな気がする(ただし、予備バッテリーという使い方とするのには面倒だろうと思う)
3、メモリーはμSD形状だが、取り出すためには後蓋を開けなければならず、通常のデジカメより面倒である。USBで接続して引き出すことになりそうだが、そうならUSB3に対応していてほしかったところである。
4,オプティカルローパスフィルターが入っているかは未確認。超音波フィルターは入っていないときっぱり記してあった。これは、少しばかり予定外のところである。
5,端末からの操作で、マニュアル露光が可能である。この点と完全電子シャッターなのがソニーの類似先行商品に対するアドバンテージである。撮影時に適正露光量に対する状況は示されるみたいだけれども、残念ながらヒストグラム表示はない。これは、ソフト的に対応できるのかを(自分でやるには先が長い話になるけれど)検討したいところだ。
6,画面の任意の場所を部分拡大できない。これは正確なピント合わせには必要な機能で、ヒストグラムと併せて可能なのか検討したいところだ。現在のソフトでは、2倍および3倍のデジタルズームが可能だ。等倍よりもピントあわせはしやすいけれど、もう少し倍率を上げたい気がする。
7,最長露出時間は4秒で、通常の撮影には問題ないと思うが、ライトセーバーを使った撮影ではより長い露光時間が可能な方が有り難い。顕微鏡撮影では問題ないが、天文屋さんにとっては、露光時間が足りていないと思う。また、フラッシュの同期機構はない。照明にフラッシュを使っている人にとっては使い物にならない品だろうと思う。
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by ZAM20F2 | 2015-03-28 12:00 | 顕微系 | Comments(0)

まねきねこ

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by ZAM20F2 | 2015-03-27 22:14 | 街角系 | Comments(0)

立入困難

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立入禁止と言われても、この領域の中に入り込むのは困難だろうと思う。
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この位のスペースがあると、中にこぢんまりとはまり込むことも出来るかなと思うのだけれど。
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by ZAM20F2 | 2015-03-25 21:47 | 街角系 | Comments(0)

西の街

話は前後するけれども、前のエントリーと似たような用事で
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が見下ろす街に出かけていた。
毎度おなじみの食堂を通って
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毎度おなじみの市場にはいると、結構空き店舗がある
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そして、魚屋さんも今ひとつ品揃えが少ない
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とりあえず、毎度おなじみのコーヒー屋さんへ
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変わらない空間があるのはほっとする。3件のこっている魚屋の中で、出入り口に近い店は品揃えもよく
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なかなか平和な感じ。魚屋はこうでなくっちゃ。
それから歩いて
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の人の前を通りかかかる。今回は帽子はかぶっていない
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なんか、ここ、持ち上げるのに都合が良さそうだ。

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by ZAM20F2 | 2015-03-22 20:41 | 街角系 | Comments(0)

名所に着いた

昨年に雪に蔽われた盆地の少し先に用事があって出かけた。
いつもは、車で行くのだけれど、運転しながら寝ちゃいそうな気がしたので、電車で出かけることにする。というわけで、ハぬけの電車にのって
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途中で乗り換え。それにしても、
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2日間有効な切符が下車前途無効というのは信じがたい(MWSさんもあきれてたけど)。改札を出ないで駅内で野宿するのを推奨しているのかなどと思ってしまう。駅構内にいて、下車前途無効だから改札から出ないと言い張ったら、そのまま居させてくれるのだろうか?
それにしても、新幹線以外で、列車でそこそこの距離を移動するのは久しぶりの気がする。なにしろ
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の黒い部分、これは、植物が登っていくのを防ぐ工夫だと思うのだけれど、この形のをみるのが初めてなのだ。こんなものにも工夫があるものだ。
乗り換えてしばらく行くと
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大昔、23:55分発の夜行電車が意味なく小一時間停車していた駅だ。その伝統か、乗っていた電車も4分ぐらい意味なく停車していた。いったい何故なんだろう。目的地は次の駅。到着し、とりあえずホームの名所案内を見てみると
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なんと、一番の名所についてしまったらしい。

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by ZAM20F2 | 2015-03-21 20:00 | 風景系 | Comments(0)

短信

一昨日の夜から蛙合戦2回戦開催中
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by ZAM20F2 | 2015-03-18 07:24 | 動物系 | Comments(0)

旧世代長作動対物レンズ

紹介してきた長作動の対物レンズはニコンの単独色補正が行われた世代の対物レンズなのだけれど、それが出現するまでは、ホットステージに対応できるような長作動の対物レンズは少なくとも国産では、ほとんど存在していなかった。その数少ない一本が
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で、これはニコンのユニバーサルステージ用の対物。表記は20倍だけれども、これは、ユニバーサルステージの半球レンズと組みあわせた場合で、単独では13倍程度。NAもその分小さくなっている。

もう一品はユニオン光学の対物レンズ。現時点でWeb上を探しても情報の欠片すら見当たらないので、記憶をもとにするなら、高温顕微鏡用に開発された対物レンズだという。20倍でNAが0.4。作動距離が10mm程度あるという対物レンズはこれしか存在しなかった。
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ただし、同焦距離は当時の標準からは大幅に異なっていて、そのままでは顕微鏡に装着出来ない。POHやPOSなどの単眼の顕微鏡では、ピント調整機能の粗調のラックアンドピニオンのラック部分を半分ずらせば装着可能だった。また、オプチフォトでは、ベースとアームの間にブロックを入れた改造品も存在していた。

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この対物レンズをその後に出現した20倍のSLWDと比較すると、NAは少し大きいけれど、それ以上の大きさの違いに驚かされる。ユニオンの対物の方はQuartzという文字があり、あるいは紫外も透過する設計になっているのかもしれないのだけれど、この変化には技術の進歩を感じさせる。
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ところで、オプチフォトの照明光学系の長さを変えると、照明条件は設計から狂ってしまう。また、対物レンズのNAがいくら高くても、表面観察用でカバーガラス厚0mm指定の対物レンズで、1mm厚のガラスの向こうにいる液晶を観察していて大丈夫なのかという問題もある。
対物レンズの使用条件に対する疑問は、これまでに出してきた20倍、40倍の対物にも当てはまるものである。液晶観察に問題を引き起こさないのかについては、二つの答が可能である。

一番目の解答は見えないものは存在しないということで、対物レンズの使用条件が満たされていないことにより、見えなくなった構造の存在は知られていないので、誰も問題に気がつかないということである。このバリエーションとして、擬解像による議論の誤りも認識されないと言うこともあると思う。周期構造のある液晶で、周期構造の見える深度から構造の議論をしているものがあるのだけれど、これなどは本当でないものを見ていても驚かない。
二番目の解答は液晶観察で対物レンズの分解能の限界に近い構造が問題になることは希であるというものである。液晶中の文様は連続的に変わるので分解能に近い変調は少ないし、また、欠陥線などの構造は単独で存在することが多いため、球面収差が生じていても黒い線がシャープに見えるか滲んで見えるかの違いなので、存在を見誤ることが少ない。





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by ZAM20F2 | 2015-03-17 22:01 | 顕微系 | Comments(0)

210mm鏡筒金属用10倍対物レンズなど

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20倍、40倍に続き本日は10倍。通常の品はW.D.9mm。そして左のSLWDは20.4mm。10倍にはELDWは存在していない。倍率によって、通常の品の他にLWD、ELDW、SLDWがある。
20倍と40倍は写真で紹介したELDWとSLDWの他にLDWもあり、作動距離はそれぞれ6mmと3mm。これは、ホットステージには使い物にならない作動距離だ。
ELDWは60倍と100倍もあり、作動距離は4.9と2mm。
SLDWは100倍があり、作動距離4.7mm
これらはいずれも作動距離が足りなくてホットステージには使えない。というわけで、ホットステージに使える20倍以上の対物を改めて出すと
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ELDW兄弟と
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SLDW兄弟となる。
これらは有限系だけれども、無限遠補正系でもこれに対応するようなレンズは出ている。ただし、ニコン、オリンパスとも生物用の対物ではなく工業用の対物なので、生物顕微鏡のカタログで対物レンズを探していても、見つからないのではないかと思う(ここは、凄く不思議なところだ)。
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by ZAM20F2 | 2015-03-15 15:41 | 顕微系 | Comments(0)