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ブルー相

ステンドグラスみたいな図柄は、コレステリックブルー相。ブルー相にはアモルファスタイプと、結晶タイプがあるけれど、これは結晶の方。もっとも、結晶といっても、欠陥の格子であって、分子の重心位置には秩序はない。
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Oily streakを撮影しようと、そのあたりに転がっていた出所不明のコレステリック液晶をセルに入れて、欠陥の数を減らそうと思って、一旦等方相まで上げて室温に戻した物を見たら、配向がぼろぼろだったので、ゆっくりおろさなければと、ホットステージに入れ、等方相から落としていたら、コレステリック相の上にわいてしまった。
ブルー相の着色は、干渉によるので、原理的に、コノスコープ観察をすれば、それぞれのドメインに対応したスポットが見えると思うのだけれど、その観察が出来ていない。何か、思い違いがあるのだろか…………
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by zam20f2 | 2008-10-26 15:27 | 液晶系 | Comments(0)

Oily Streak組織

コレステリック液晶を水平配向セルに入れると、ラセン軸は基板に垂直方向になる。この配向は、Grandjean組織とかoily streak組織とか呼ばれている。
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見えている線は、コレステリックのラセン周期が、擬似的に層構造となり、その層構造由来の欠陥なのだろうと思う。
欠陥だと思うなどと、あやふやなことを記したのは、層構造の欠陥は、基本的にはSmAなどに見られるフォーカルコニック系の欠陥と同じような顔をするだろうと思うのに、そんな顔をしていないためで、欠陥構造がどうなっているのか、頭の中にクエスチョンマークがあるため。
でも、この部分で特性反射が見られるので、ラセン軸が垂直方向にあるのは間違いない。
どうなっているのだろう。
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by zam20f2 | 2008-10-22 21:13 | 液晶系 | Comments(0)

Fan-like Texture

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ある程度液晶をやっている人に、この写真を見せて何相かを聞くと、普通はSmAという答が返ってくるのではないかと思う。で、コレステリック相だよというと、普通は凄く意外な顔をされる。
もちろん、私だって、正体を知っていなかったらSmAと答えるところだろう。なにしろこれは、SmAのFan-Shape組織にそっくりさんなのだ。通常、ネマチックやコレステリックは液体だから、はっきりとしたドメイン境界を作るようなことはできない。だが、コレステリックのピッチが十分に短いと、コレステリックの層構造が擬似的にSmAの層構造の役割をし、Fan-Shape組織っぽいものが出現する。コレステリックのピッチが顕微鏡の分解能以下なら、周期構造は一切見えない。
もっとも、Fan-Likeがデルのは、ある程度徐冷した場合で、急冷すると下のような何が何だか分からないような組織が出たりする。
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by zam20f2 | 2008-10-18 17:54 | 液晶系 | Comments(0)

電場によるSmC*のラセンのほどけ

不斉炭素を含むSmC相は強誘電性を示すと同時に、Cダイレクターの方向が回転するので、ある程度以上の厚さのセルだと周期構造(の2倍)に対応した縞が出現する。縞の成因は界面での配向と内部の配向の食い違いから発生する転傾であるけれども、かなり厚めのセルのコントラストの弱い構造は分子の傾きによる光の屈折によると主張されている。
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これは、電場を印加していない状態で、ラセン構造由来の縞が見える。

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by zam20f2 | 2008-09-30 21:40 | 液晶系 | Comments(0)

転傾の符号

ネマチック相のシュリーレン組織は
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2本ブラシが1/2の転傾で、4本ブラシが1の転傾であることはすぐに分かるのだけれど、それぞれの転傾の符号は、通常はそのままでは分からない。まあ、このままでも、上の写真程度の複屈折なら鋭敏色板を入れて、それなりに考えると符号がでるのだけれど、通常は、ステージを回転して、転傾回りのブラシの回転を見て判断する

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by zam20f2 | 2008-09-07 18:35 | 液晶系 | Comments(0)

SmAからSmCへの転移

この前のエントリーの写真はTBBAのN相からSmA相になりかけなのだけれど、
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こちらは、SmC相。ざらついた印象は、SmAよりはSmCに似ているような印象がある。この写真だけを見せられたら、ひょっとするとN相と判断するかもしれない。ただ、よく写真を眺めると横方向に走る細い線が何本かある。もし、N相なら、転傾であるけれども、こんな感じで真っ直ぐはいることは稀で、もっとうねるので、何かが違うという感じは受けると思う。SmAからの変化をみるべく、温度を変えた写真を何枚かお見せしよう。

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by zam20F2 | 2008-09-03 06:44 | 液晶系 | Comments(0)

N相-SmA相相転移

ネマチック相とSmA相は2次転移でも1次転移でもOK。2次転移でもOKと初めて知ったときは、随分と驚いた物だけれど(何しろ、液体から結晶の出現は、1次転移で、2次転移のものなんて存在していないから)、まあ、1次元系のマジックの一つなのかもしれない。
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写真はSmA相になりかけたN相。左側はN相で右側はSmA相になりつつある。物質はTBBA。
この系の転移が2次なのか、1次なのかは知らないのだけれど、1次だとしてもかなり弱く、2つの相の境界は見づらく、なんとなく連続的に変わっている感じがある。

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by zam20f2 | 2008-08-31 19:06 | 液晶系 | Comments(0)

組織観察は降温が基本

しばらく前に出したDOBAMBCは、SmCから温度を下げると、固いSm相になる。これは、この前のと同じセルだけれど、セルが少し回転して場所もずれている。
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この写真は、随分と温度を下げていて、下のSm相になっているはずだけれども、組織上はあんまり区別がつかない。ただ、中央上部で、ラセン周期に乱れが見えるあたりに、下の相になっていることが示唆される。

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by ZAM20F2 | 2008-08-27 06:32 | 液晶系 | Comments(0)

SmAからSmC*への相転移

SmA相では分子は層構造に垂直だが、SmC相になると、層法線方向から傾く。分子が不斉構造を持たない場合には、傾き方向は変わらないが、分子が不斉構造をもっていると、傾き方向は層から層へと回転していく。SmA相から、SmC相への相転移には1次の場合と2次の場合がある。1次の場合には、傾き角は0度から45度に近い値に一気に飛ぶことが多い。それに対して、2次の場合は0から連続的に温度の低下とともに増加し、30度弱で収束する傾向がある。
以下の写真はキラルのDOBAMBC。世界で初めて意図的に合成された強誘電性液晶である。左側は空気である。
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これは、SmA相。

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by ZAM20F2 | 2008-08-19 20:39 | 液晶系 | Comments(0)

等方相-SmA相相転移

等方相からN相への転移では、N相は界面等の影響がなければ、球形の液滴として出現する。もちろん、N液晶には異方性はあるけれども、界面で配向が正弦されるため、液晶自体の異方性はドロップレットの形状には反映しないように思う。
一方、等方相からSmA相が出現する場合には事情は大いにことなり、バトネ(フランス語で棍棒の意味らしい)と呼ばれる組織が出現する。
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写真左の暗部は空気。空気界面で分子は界面に垂直に成長する。一方、右側の暗部は等方相液体で、その中に棒状のSmA相が出現している。

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by ZAM20F2 | 2008-08-17 18:39 | 液晶系 | Comments(0)