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ビクトリノックス はさみ

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by ZAM20F2 | 2015-12-26 20:32 | 物系 | Comments(0)

非プラン

顕微鏡対物レンズで全画面でピントが合っているのが当たり前になっているけれど、そうなったのは、そんなに古い話ではなく、多分、5~60年前のこと。それ以前は、画面の中心と周辺でピント位置が異なる像面湾曲の残っている対物レンズが普通だったはずだ。
斜めに入射した光にとって、光線方向によって焦点距離が変わらないなら、垂直入射の光が焦点を結ぶ面より手前に集光するのは当たり前のことで、逆に言うと、像面湾曲なんかをよく補正できるよなと思ってしまう。
最近の対物は、特殊なものを除いて像面湾曲が補正されたPlan対物で、像面湾曲の実例を出したいなぁと思っても、手元に作例を作れるレンズがない……と思っていたら、ありましたとも。
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中心部はピントがあっているけれど、周辺はぼけている。逆に周辺にピントを合わせると
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中止部分がぼけてしまう。この対物レンズ多分、ユニバーサルステージ用のもの。絞りがついていて、それを絞ると
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と一応は全体にピントがあったような画像となる。
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by ZAM20F2 | 2015-11-08 16:30 | 顕微系 | Comments(0)

タングステンランプは無用の長物か(II)

だいぶ昔の「タングステンランプは無用の長物か」というエントリーでは、回折格子を通して見た光源のスペクトルと、宝石の色味の変化を示したのだけれど、430nmから10nm刻みのフィルターセットが手に入ったので、フィルターセットで同じ事をやってみようかと思い立った。
最初の2つはタングステンフィラメントの電球。
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上はダイクロイックミラーのついたハロゲンランプで、下は写真用の白色の150Wランプ。
右下が430nmで左に行くと、440nm、450nmと変化していく。2段目は左端が490nmで、右端が550nm。
3段目は右端が560nmで左端が610nm。上段は左端の620nmから始まって最後が680nmだ。
分光測定の光源に使う時はハロゲンランプは、350nmくらいまで頑張れば使えるのだけれど、この写真では430nmはかなり暗い。もっとも、タングステン系ランプで放射があるはずの、660~680nmも随分と暗いので、光源だけでなく、カメラ側の感度の問題なのかもしれない。続いて、LEDランプ。
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一番上は、高演色性のLEDランプ。真ん中は、タマムシの撮影に用いた湾曲ライトセーバ。下はLED懐中電灯だ。
下2つから話をすると、真ん中のライトセーバは、440nmが明るい一方で、480nmと490nmがやたら暗い。白色LEDのスペクトルは短波長側と長波長に山があり、途中に落ち込んでいる部分があるのだけれど、それがここに対応している。もし、この色を特異的に反射する虫がいたら(モルフォなんかどうだろう)、このLEDを撮影光源に使うとかなり悲惨なことになるだろう。
下の懐中電灯は、450nmが一番明るい。同じ白色LEdといっても、ものにより差があるわけだ。そして、こちらの方が490nm付近の落ち込みも少ないようだ。
下2つに比べると、一番上の高演色LEDは440から450nmが目立って明るくなることなく、490nmあたりも、500nmが少し暗いかなぐらいで大きな落ち込みはない。また、赤い方も650nmまではきちんと出ている。とはいえ、タングステン系のランプに比べると凸凹はある見たいで、下から3列目の右から2こめ、570nmから580nmが少し強度が弱くなっている気がする。
最後は蛍光灯2種類。
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上は前回のタマムシ撮影に用いた写真屋の蛍光灯。下は普通の照明用白色蛍光灯である。
両者に共通して目立つのは540nmの緑と、610nmの赤の明るさ。逆に赤い方は630nm以降はほとんど光がないし、また、560nm辺りも、妙に光強度が弱い。それから、写真用の方は430nmが割と出ているように見える。
スペクトルの図や前回みたいな回折格子を通した像でもいいのだけれど、こうしてフィルターを通してみると、より感覚的に、タングステンランプの光の素直さが認識できる気がした。

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by ZAM20F2 | 2015-11-01 13:14 | 科学系 | Comments(0)

収まっている

普段は落射鏡筒をつけていないので、どこかに置いておかなければならないのだけれど、レンズやミラーが入っていると放置する訳にもいかず、どうしたものかなぁと思っていたら目に飛び込んできた容器。
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パスタ保存用のものなのだけれど、結構巧く収まっている。流石に、光源は外しているけれど……

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by ZAM20F2 | 2015-10-27 21:08 | 顕微系 | Comments(0)

濡れ衣

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昨日のタマムシ、虫屋さんで買ってきたものだけれど、昔くらべて国産のタマムシが安くなっている気がする。一頃より回復しているのだろうか?
さて、写真は昨日のよりハレーションが派手なもの。画面の外の照明光が像面に届いてしまっている訳で、昨日はレンズのハレーションが多いと記したのだけれど、カメラを外して後ろからのぞき込んだ結果として、レンズではなく接続部分が問題を引き起こしていることが分かった。
そこで、中間にマスク(といってもmtの写真用黒テープを適当にはっただけだ)をつけたのが
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違いは絞り。上の方が絞り込んでいる。両方とも一番上の昨日の写真に比べると、周辺の黒がきちんと出るようになっている。
というわけで、レンズにハレーションが多いというのは完全な濡れ衣だった……
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by ZAM20F2 | 2015-10-25 12:45 | 物系 | Comments(0)

初代

他のものを捜していたら出てきた初代のデジカメ
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その前には
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なものを鞄に入れて持ち歩いていた。今もそうだけれど、鞄に入れる優先順位は、
デジカメ=折りたたみ傘>>>>>>携帯電話
で(当時は携帯持ってなかったけど)今でも携帯は忘れることは多々あるけれど、カメラを忘れることは先ず存在しない。
このデジカメ、単三電源だけれどアルカリイオンだとほとんど撮影枚数がなく、ニッケル水素だと、それなりの枚数が取れるけれど、でも放電がひどくて1ヶ月ぐらい経つと写真を撮っていなくてもバッテリー切れになってしまう。予備のバッテリーも持っていたのだけれど、同時にバッテリー切れになってしまうという情けない状態だった。
それにしても当時のかめらスマートメディアで、こんなもの、今時読めないよなぁと思ったら手持ちのカードリーダーにはスマートメディア対応のものがあった。
というわけで、今でも撮影可能。もっさりした動作だけれど、ちょっと楽しい感じだ。
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by ZAM20F2 | 2015-10-15 22:13 | 物系 | Comments(0)

ひょうたんぶらぶら

科博では、地味にひょうたん展をやっていた。

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普通のひょうたん形の他に、妙な形態のものもある。

ひょうたんは容器として人類と共にと言って良いぐらい存在しているらしいけれど、
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は容器の中に入れられてしまったもの。話が逆だ。
ひょうたんの加工品もある。秀逸なのは
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この発想には、驚きましたとも。
容器とならんで、楽器としてのひょうたんもある。
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その現代版が
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どこかなと思ったら
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とぶら下がっていた。

ひょうたんよりさらに地味に水月湖年縞堆積物をやっていたけれど、こちら、注意しないと見過ごすと思う。でもミュージアムショップには、この本が置いてあった。

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by ZAM20F2 | 2015-09-23 18:43 | 科学系 | Comments(0)

保護活動

マツムシソウの湿原へは諏訪側から入ったのだけれど、急ぐ旅ではなかったので、久し振りに農具刃物工場の金物屋へと出かけた。
特に捜し物があるわけではなかったのだけれど、店を見ていたら、革製の鉈ケースがあったので、買い込むことにした。大分前に出した國秋の鉈鎌はこの手のケースに入れているのだけれど、ケースは随分と草臥れてきていて、代わりが欲しいなぁと思っていたところだ。
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価格は、1200円とリーズナブルだったのだけれど、なんか、それより高い値札も見ている……
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前にも書いたけれど、定正の自製の刃物には切味本位というラベルがはってある。
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これが、自製でないものは定正請合になるというのは前に書いたところだけれど、何気なく剣鉈を抜いてみたら、本体に「定正請合」の刻印……。えーと、ということは剣鉈自製ではない?! というわけで、思わず、普通の鉈を見てみたら、請合の刻印はないのだけれど、何故か刻印は「特製」。本体の刻印は、普通品には特に何もなく、上級品には「別上」の刻印があった。別上だったら、確かに上物だけれど、特製だと、製造に気をつかったかもしれないけれど、結果が上物になったかは保証されていないような気もする…… というか、前と刻印が違っているということは、職人さんがかわったのか、何かが変わっていることを示唆している。というわけで、並んでいた鉈を次から次へとチェックした結果、一本だけ見つかった別上品。
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思わず保護してしまった次第。
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by ZAM20F2 | 2015-09-08 20:22 | 物系 | Comments(0)

ハサミだって危険だぜ(会社の研究所でカッターナイフの使用が禁止されているとういう伝聞について:番外)

会社の研究所でカッターナイフの使用が禁止されていることのエントリーは、ぽつぽつとだけれども、継続的に訪問者がいる。少なくはない数の現場でカッターナイフが禁止されていて、それを不満に思う人の数も少なくはないのだろうと思う。
さて、カッターナイフが禁止されると、何かの切断にはハサミを用いることになるわけだけれども、この前、某社で研修を担当している人から、研修生がハサミで指を切ってしまったという話を聞いて、思わず笑ってしまった。束ねた紙をハサミで切る作業をしていたら、力を入れすぎたのか、紙を押さえている指を一緒に切ってしまい、病院で5針縫う羽目になったという。
その人は、こんなんじゃ、研修生にはハサミは使わせられないということで、研修生はハサミを使う作業になると、そこは、慣れた人に依頼するという、状況にしたらしいのだけれど、この状況が進むと研修を終えたはずの人々からも、ハサミで指を切る人が出て来るのではないかと思う。そうなったら、ハサミの使用も禁止して、何かを切りたくなったら、まずCADで図面を書いて、レーザーカッターにでも切る物を入れて、そして事故が起こらないように蓋をして切断作業でもするようになるのだろうかと思ってしまう。

流石にそこまで行けば、やっていることの余りの間抜けさに、事故を起こした物を単純に禁止するのではなくて、安全に使えるようにする工夫をするようになるのではないかと思いたいのだけれども、何しろ油断できない世の中、会社の研究所でハサミの使用も禁止される時代がやってくるかもしれない。




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by ZAM20F2 | 2015-08-11 17:14 | 文系 | Comments(0)

出来ないことはない

ニコンの2光束干渉対物レンズ
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対物レンズの先端にハーフミラーがあり、内側には小さな反射鏡が、外側のピント位置と同じ光路長になる場所に取り付けてある。
落射で使うけれど、照明光が適当な割合で試料と反射鏡に分かれ、もどってきて干渉を起こす。反射鏡は平坦に作ってあるので、試料側の凹凸に応じた干渉が生じる。
干渉がきちんと生じるためには、半透鏡から試料と内側の反射鏡までの光路長が光の波長程度で揃っていないといけない。ずれがあると
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と試料にピントが合った状態では干渉による色調が見えず、ピントをずらすと
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とぼけた画像に干渉の色が重なって見られるようになる。
単色光を光源にすれば、この状態でも干渉縞は見られるだろうと思うけれど、なんか気持ちが悪いので、調整を試みた。
外側のカバーを外すと(これがすごく固かったりする。時にはこびとさんが外しておいてくれることもある)中身はこんな感じ。
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黒い内側の鏡筒に半透鏡がついている。印が付いているのは最初の状態(やら、途中の状態)を保存するため。
根元はねじなので、これを回せば調整出来そうな感じである。先端側にイモネジが2つあるので、これを緩めて、回そうとするも、普通に廻ろうとしない。かなり力ずくで回そうとすると、あとはそれなりに廻ったりもする。
調整後は
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と、試料のピントと干渉縞が重なって見えるようになる。
回すのが固いと書いたけれど、作業中にやっちまったかもしれないと焦った場面もあったし、2つあるイモネジの一つはピンセットがはねて方向不明のまま。個体差はあって、楽に調整出来るのもあるかも知れないけれど、少し用心してかかった方がよい気がした。
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by ZAM20F2 | 2015-05-17 17:42 | 顕微系 | Comments(0)