タグ:顕微鏡 ( 126 ) タグの人気記事

スペーサー

しばらく前の電卓の液晶セル、液晶が入っている部分の外側を見ると
c0164709_21510958.jpg

接着されている部分に、細長い棒のような物が入っている。これらは、セルの厚さを一定に抑えるためのスペーサーだと思われる。

スペーサーは接着剤部分だけでなく、液晶にも混ざっている。ただしこちらは棒状ではなく球状だ。
c0164709_21511016.jpg

この画像の黒い点に見えるのがスペーサー。この写真では分からないのだけれども、偏光状態を変えると
c0164709_21510982.jpg

スペーサーの回りは液晶の配向が違っているのが見えてくる。固体の表面では処理のやりかたで、分子は平行か垂直に並んでしまうために、球の周辺の液晶の並び方は平均的な並び方とは違ってしまい、見え方がずれてくる。
まあ、明るい状態で、多少位ところが出ても大勢に影響はないのだけれども、背景が暗いと
c0164709_21510908.jpg

スペーサー回りの明るさは光漏れになって、コントラストを下げる大きな原因になる。
というわけで、液晶テレビなんかには、こんなに素朴なスペーサーは使われていない。
[PR]
by ZAM20F2 | 2017-04-04 21:56 | 液晶系 | Comments(0)

ひさしぶり……

絞り動作が固いのでクリーニングをするべく蓋を上げて、少し油断をしたら虹彩絞りが外れてしまった。
c0164709_18464431.jpg

はめ直すの、だいぶ久しぶりだったけれど、無事に戻り、動作も軽くなった。

[PR]
by ZAM20F2 | 2017-03-20 18:48 | 顕微系 | Comments(0)

マスク遊び(II)

マスク遊び(I)では、回折格子によって生じた回折パターンを制限することによりあるべき格子がなくなるという話だったわけだけれども、格子模様も見えない構造に対して、ある角度の光のみを通したら、その角度に対応する縞構造が出現してしまうのかというのが本日のお題。というわけで作ってみたのは
c0164709_20470804.jpg

というギョロ目珪藻の出来損ないのようなマスク。これじゃギョロ目というより寄り目だ。実は、もう少しギョロ目っぽい
c0164709_20442166.jpg

こんなのも作ったんだけれど、縞構造が狭くなってしまって、寄り目で撮影することにした。対物につけると
c0164709_20445152.jpg

こんな感じだ。
さて、試料だけれども、何でもいいというわけにはいかない。とにかく、穴の方向に散乱光が来る試料が必要だ。ということは拡散板の類いがいいはずで、頭に浮かぶのはMWSさんご推奨のEB-04なんだけれど、残念ながら手元になかったので、メンディングテープで試すことにした。
普通の画像が
c0164709_20450750.jpg

真ん中に筋が入っているのは、場所とか方向の特定が出来るようにカッターで入れた傷。この状態でのコノスコープ画像(ただしアナライザーは入れていない)は
c0164709_20452123.jpg

こんな感じで結構拡散フィルムとして悪くない感じだ。マスクをつけるとコノスコープは
c0164709_20455612.jpg

となる。いや、マスクのできの悪さが見えてますけれども、何しろ、思いついての試みで、マスクを最適化するのは後の話。このときの実画像は
c0164709_20455791.jpg

見事に出るべき方向に縞構造が出ている。マスクを回転すると
c0164709_20460260.jpg

c0164709_20460801.jpg

と傷の方向は変わらないまま縞の無機は変わっていく。ここから試料を回転していっても
c0164709_20461281.jpg

c0164709_20462030.jpg

縞の向きは変わらない。このときにコノスコープ画像は
c0164709_20462482.jpg

となっている。

さて、マスク遊び(I)の場合には、一定周期の構造を見ているので、波長により回折角が異なっていた。一方、今回は波長によらず同じ回折角の成分を取りだしている。ということは、対応する構造周期は赤い方が長く、青くなると短くなるはず。きちんとやるには、バンドパスフィルターを使うべきなんだけれど、とりあえず、RGBの成分をそれぞれに見ることにした。
もとの画像では見づらいので、適当なところを切り出している。まずは、RGB揃った画像
c0164709_20463116.jpg

続いて、R、G、Bの画像
c0164709_20463745.jpg

c0164709_20464054.jpg

c0164709_20464372.jpg

明らかに青い方が細かい縞模様になっている。

顕微鏡……奥が深い。
[PR]
by ZAM20F2 | 2017-02-22 20:59 | 顕微系 | Comments(0)

マスク遊び(1)

回折光を絞って画像を変えるなんて妙なことを始めたのはAbbe。そういえば、しばらく前にツアイスから出た復刻版の顕微鏡には、後ろ焦点面に差し込んでパターンを弄るプレートが付属しているらしい。
絞り付き対物も、後ろ焦点面のプレートもない場合にどうするかと言えば、要するに対物レンズに入る光を制限すればいいだけだから、対物レンズに取り付けるマスクをつければよい。
というわけで、作ったのが、
c0164709_21365740.jpg

斜めからみると
c0164709_21370392.jpg

もちろん、こんなのを取り付けて対物レンズの入射光を制限するのには、対物レンズ前面がそこそこ大きくなければならない。
というわけで、取り付けたのは金属顕微鏡用のSLWD。ELWDでも装着可能。
c0164709_21370688.jpg

サンプルは、前にも出てきたクロス回折格子。
c0164709_21441421.jpg

この状態でのコノスコープ画像は
c0164709_21441977.jpg

これにマスクをつけてると、コノスコープ像を1次元方向に制限出来る。
c0164709_21442965.jpg

このときの画像は
c0164709_21442687.jpg

続いてマスクを90度回転する。
c0164709_21443704.jpg

画像は
c0164709_21443251.jpg

と反対の縞模様となる。マスクの中心があっていないので、正確に45度縞を出せないのだけれど、回転方向によっては、画像は
c0164709_21444226.jpg

のように妙な構造となる。このときのコノスコープ像は
c0164709_21444667.jpg

である。
縦縞と横縞は、ある縞構造の一方を消したわけだけれども、最後のは、もとの画像にない縞構造を作り出している。

ということは、マスクの形によっては、もとの画像に明示的には存在しない縞構造が出現してしまうことになる。
それは……次回のお楽しみ。

[PR]
by ZAM20F2 | 2017-02-20 21:48 | 顕微系 | Comments(0)

縦縞

コンデンサの軸があっていると、対物レンズの絞りを絞ると、1次回折光は同時にきれて、格子がなくなるけれど、コンデンサの軸をずらすと
c0164709_21505161.jpg

のように0次光の他に一方の1次光のみを残すような状態も作れる。このときの画像は
c0164709_21505641.jpg

とクロス回折格子のはずのものが縦格子に見えてしまっている。
まったく相似ではない絵が得られる。
[PR]
by ZAM20F2 | 2017-02-18 21:53 | 顕微系 | Comments(0)

絞り動作

掃除してから写真を撮ったらと言われてしまいそうな絵なんだけれどU20をレボルバーの取り付け方向から見た絵
c0164709_21431043.jpg

これは絞りをあけた状態。絞っていくと
c0164709_21431403.jpg

c0164709_21431835.jpg

と実効的なNAが減少していく。

[PR]
by ZAM20F2 | 2017-02-14 21:45 | 顕微系 | Comments(0)

U20

U20の写真は前にも出したことがあるとおもうのだけれど、また、回折格子フィルムの画像を出したこともあるのだけれど、今のカメラで撮影し直そうかと思い、U20も少しかっこよく撮影してみようと思いつつある。
c0164709_18561291.jpg

[PR]
by ZAM20F2 | 2017-02-12 18:59 | 顕微系 | Comments(0)

高画素もどき

機械シャッターと電子シャッターの比較1/6でもやっていて、機械シャッター
c0164709_21104580.jpg

と電子シャッター
c0164709_21104886.jpg

の差はこのスピードではそこそこ目立っている。
この機種、1600万画素なのだけれども、撮像素子を動かした複数露光で、画素の水増しができる。
そういえば、研究用の顕微鏡用カメラも、撮像素子を動かして画素の水増しをする機種があった記憶がある。
で、水増しをしてみたのが
c0164709_21105154.jpg


c0164709_21105477.jpg

上が1/6、下が1/80での撮影を等倍切り出ししたもの。上のものも、等倍で切り出した画像なので、比較してみると、確かに水増しの結果として大きめに写っているのがわかる。
もとの画素数は通常撮影で、4608×3456そして、水増しで7296×5472。
ファイルサイズは普通の撮影で、7M程度、水増しで17M程度。


[PR]
by ZAM20F2 | 2017-01-23 21:17 | 顕微系 | Comments(0)

電子シャッター・機械シャッター

対物レンズ40倍での直焦点撮影。カメラは非推奨のエントリーのもの。
シャッター速度は1/80。まずは機械シャッター
c0164709_16345247.jpg

続いて先幕電子シャッター
c0164709_16345928.jpg

そして、電子シャッター
c0164709_16350460.jpg

先幕電子シャッターでも、このシャッター速度だと電子シャッターに比べると振動の影響が出ている。
振動の影響はシャッター速度により異なる。たとえば1/1250だと機械シャッターで
c0164709_16392644.jpg

電子シャッターで
c0164709_16393033.jpg

となり見た目の差は少なくなる。
また、シャッター速度2秒と遅くすると、機械シャッター
c0164709_16413328.jpg

電子シャッター
c0164709_16413700.jpg

となり、差が少なくなる。長時間露光で、差が少なくなるのは、露光時間中にシャッターの振動の影響が残っている時間が相対的に短くなるため。

ただ、いずれのシャッター速度でも電子シャッターの方が悪くなることはないので、特に理由(フラッシュを焚くなど)がない限りは電子シャッターがおすすめ。
先幕電子シャッターは機械シャッターよりよいかもしれないけれど、シャッター速度によっては、振動の影響が出てしまう。



[PR]
by ZAM20F2 | 2017-01-22 16:45 | 顕微系 | Comments(0)

非推奨

はずれとはずれ(その2)の顕微鏡写真の撮影風景の様なもの。カメラからは2本のコードが伸びている。
c0164709_14013634.jpg
風景の様なものと記したのは、実際には、カメラの背面モニターではなく、USB接続のPC上で画像の確認や撮影操作を行っているから。実際の撮影時には背面モニターはたたみ込まれている。最近のデジタルカメラは、無線を使ってタブレットやスマートフォンと接続出来るものが多く、それはそれで便利なのだろうけれども、PC接続の方が、PC画面でピントチェックをして、深度合成範囲を決めて、撮影しながら取り込んで、すぐに深度合成して結果を確認することができるので便利ではないかと思う。

少し前までは、USB経由PC接続で撮影できるのは、N社とC社のみだった。N社の現状は知らないけれども、C社はカメラを買うとUSB接続ソフトは無料で手に入る。O社は、E3の昔は、USB接続ソフトがあったけれど、操作と取込みのみで、ライブビューは出来なかった。ライブビューのようなことをするためには、PCにビデオキャプチャーをつけて、カメラの出力を拾ってくる必要性があり、実用性は低かった。
最近になって、O社は再びUSB接続ソフトを出して、これは無料で入手できるし、PC上でライブビュー可能となった。さらにカメラが完全電子シャッター対応なので、接写や顕微鏡撮影用としてはかなり具合がよい。取込んでPCに記録するファイル名も自分で決められるので、メモ代りに使える。
というわけで、O社のカメラを顕微鏡に乗っけていて、コードの1本はUSB接続だ。
もう一本は電源ケーブル。と書くとO社のカメラを使っているひとは疑問に思うだろう。C社や、それからP社なんかは、電池ボックスに差込むタイプのAC電源があり、それだけでAC電源駆動が可能になるのだけれど、O社の場合は、カメラの下に謎のグリップを1段か2段つけないとAC電源供給が出来ない仕様なのだ。
 それにも関わらず、グリップなしでコードが出ているということは、電池ボックスに装着するAC電源を使っていることになる。
 使ったのは、互換バッテリー。これを分解して、中の電池を取出して、代りにDC電源に接続している。互換バッテリーでなく、正規品でも良かったのだけれど、値段を考えると、正規品の分解は躊躇する。いずれ、今使っている正規品の寿命がきたら、作り替えるかもしれないけれど。
 互換バッテリー、分解してみたら、セルが直列で2つ入っていた。本体接続部分には回路が入っていて、電池と回路の接続は3カ所。一つは直列の負、もう一つは、直列接続の正、そして3つめは中間電位。で、最初は正負の2極のみDC電源を繋いで7.6V入力にした。これで、一応は動作したのだけれども、バッテリー残量がほぼ0の警告が点灯する。多少入力電圧を上げても状況は変らない。ということで、±3.6Vを接続して、中間電位にグランドを繋ぐことにした。
使っている電源は他の目的でネットオークションで入手したもの。元々+18V(最大)と-18Vが独立に(でも電圧の絶対値は同じっぽい)出る電源だったので、それを、そのまま使った。この改造の結果、残量0の警告が出ることなく、動作するようになった。

これで、顕微鏡や接写時に電池の残量を気にすることなく撮影できるので、随分と幸せになったのだけれども、やってみて、かなり非推奨。残量0警告は出なくなったと書いたけれども、実は、この電源を入れた状態で、カメラの電源を入れても動作が開始しない。でも、使う前に、充電池でカメラを動作状態にして、電源をOFFにしてから、この電源に入替えて、カメラをONにすると、ちゃんと立上がって、その後は問題なく動作する。長期に使っていなかったあとの立上げでは大きな電流値が必要で、それが満たされていないのかと推測している。それなら、適当なコンデンサを入れておけばクリア出来そうだけれども、根性無しなのでやっていない。

それから……、取出した充電池の処理は困っている。充電池の回収ボックスにしらっと放り込むことも考えたけれど、外装がないので、下手に上から別の電池が降ってきて傷つくと発火する危険性もあると思う。捨てられずにため込まれたままになっている。

あと、経験的に分ったことは過大入力で充電池の回路が壊れる。最初は7.6V入力で使っていたので、改造後に、寝ぼけて±7.6Vをつなげたことがあり、カメラは動作しなかった。しばらくして、過電圧に気がついて、カメラ本体を壊したかとおそるおそる充電池に戻したら、問題なく動作した。ただ、これは、単に運が良かったためかもしれず、運が悪いとカメラ本体が壊れるだろうと思う。

このやり方、推奨する訳にはいかないのだけれども、Webにさらしておいて、O社の人が、こんな需要もあるなら製品化と思ってくれればいいなと思っている。というのは、O社のカメラが某量販店においてあるときに、このタイプのAC電源で動いているのを見たことがあり、内部的には、これの全うなのが存在しているはずだと確信しているので。


[PR]
by ZAM20F2 | 2017-01-14 14:02 | 顕微系 | Comments(0)